幕末

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ダウンジャケットの先駆者

ダウンにフェザー、ダックにグース。快眠の皆様はよくご存知でありましょう。羽毛布団の話です。ダウンは大きく「グース」と「ダック」に分けられます。グースはガチョウで、ダックはアヒル。グースの方が高級です。ガチョウもアヒルもカモ目カモ科。どちらも...
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耳がよくなるパワースポット

お笑い芸人には芸歴何十年の看板スターもいれば、一発屋で終わった人もたくさんいる。全国放送で見かけなくなった一発屋が地方で活躍している例もある。まったく日の目を見なかった人たちもたくさんいることを思えば、一発でも当てた才能はすごいと思う。むか...
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曙いそぐ山桜かな

安部元首相暗殺事件の衝撃波は未だ現代社会を揺らしている。国葬の適否、追悼演説の人選、警備体制の検証、帯広市教委の半旗掲揚要請、そして政治と宗教の密接な関係性など、死せる孔明生ける仲達を走らすかのような影響力である。このようなテロ事件がまさか...
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春の末にぞ有紀は零ける

トルバドゥール(troubadour)というフランス語は吟遊詩人と訳される。12世紀前後に欧州で活躍した宮廷芸術家である。吟遊というから種田山頭火や若山牧水のような酒と旅を愛した詩人かと思ったが、そうでもないらしい。それでも私はあえて言う。...
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百姓をお連れなさる儀お断り

江戸から明治初期の美作は一揆が頻発している。元禄高倉騒動、山中一揆、勝北非人騒動、文政非人騒動、改政一揆、鶴田騒動、血税一揆という具合である。江戸初期に森忠政が入国する際、在地武士が抵抗しようとしたと伝えられているし、明治前期は自由民権運動...
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本多の流れを汲む者は

江戸時代に大名として最も栄えたのは本多氏で、大名13家、旗本は45家を数えたという。(ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典)もっとも有名なのは徳川四天王の本多忠勝、大河『真田丸』の藤岡弘のイメージが強い。次は名参謀の本多正信、『真田丸』の近...
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鉄馬はいかに鍛えられたか

草莽崛起とかインティファーダとか、民衆の力は歴史を動かす。倒幕が短期間のうちに成功したのも、草の根の抵抗運動があったからに他ならない。幕末が政治の季節になったのは、私塾の林立という教育の普及が一因だろう。大都市に限らず地方で暮らす誰もが勉学...
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大坂城焼討、資金調達で失敗

倒幕に燃えた浪士を志士と呼ぶかテロリストと呼ぶかは紙一重の差でしかない。維新前の混乱期に多くの志士が非命に倒れた。その中には明治後半から大正期に贈位された者もいる。因循姑息な幕府を倒し新たな世を築くのに貢献したという理由からだ。確かに近代国...
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津山との対決に備えた岡山

「お台場」ネタはすでに2回公開している。「日本海のお台場」と「瀬戸内の静かなお台場」である。東京お台場だけでなく、地方にもお台場がある。そして賑やかさがまったく違う。というギャップネタだ。本日も懲りずに、地方の静かなお台場を取り上げたい。岡...
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テロを引き起こした人心の分断

トランプ米大統領は、自分たちが絶対的な正義かのように相手を激しい言葉で攻撃する。言われたほうは対話する気が失せ、妥協点は永遠に見いだせないようだ。我が国のネット上の言論でも同様で、対話ではなく好き嫌いの表明をしているにすぎない。まさに「分断...