安土桃山

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シンギングサンドの浜に遊ぶ

何かする時、それに伴ってどんな音がするか、無意識に予想しているはずだ。砂浜を歩けば、ズッ、ズッ、砂浜を叩くと、バッ、バッ、と聞こえるだろう。ふつう叩かないが…。ところが、歩くと意外にもクッ、クッ、と高い音がしたり、叩けばバン、バン、と響いた...
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戦国のクレー射撃

刀は武士の魂というが、鉄砲で幕府に仕えていた「鉄砲方」という幕臣がいた。井上正継と稲富直賢は鉄砲方(大筒役)の同僚であった。正保三年(1646)9月のこと、稲富が五貫目玉の五十町打の演習を許可されたことで、井上は「(同じ鉄砲方の)田村景利な...
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石山本願寺を支えた寺

我が国の宗派のうちで、史上最強は浄土真宗であろう。その門徒で構成される一向一揆は、加賀で守護大名を倒して「百姓の持ちたる国」をつくり、摂津大坂では石山本願寺を拠点に織田信長と激しく対立した。石山本願寺は、あの信長を相手に11年間がんばった。...
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人間的なあまりに人間的な

関ヶ原の戦いで東軍についたら、普通、勝ちだろ。ところが、本日紹介する大名は、東軍に味方しながらも切腹させられるという悲しい結末を迎えた。どのような武将だったのだろうか。養父市八鹿町大森に「赤松広秀の供養塔」がある。また「腕塚」ともいう。赤松...
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た伊賀ーくん、危機一髪!

何コレと思わせるタイトルにして、気を引こうとする魂胆である。読んでくださってありがとうございます。「た伊賀ーくん」というご当地キャラがいるらしい。変換ミスなのか。何と読むのか。どんな姿をしているのか。検索すると、トラが鎧を着て兜の代わりに城...
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麒麟(きりん)と呼ばれた武者

昨年の大河ドラマ『軍師官兵衛』第14話で、別所哲也演じる山中鹿介(やまなかしかのすけ)が、「我に七難八苦を与えたまえ」と三日月に祈る有名なシーンを見ることができた。このシーンが有名なのは、昭和12年発行の第四期国定教科書『小学国語読本 巻九...
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守護大名赤松氏のその後

一日の平均アクセス数が50に達しました。これもひとえに読者の皆様のおかげです。これからも史跡散策に役立つ情報を発信してまいります。引き続きご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。よく週刊誌で、「あの人は今」だとか「有名人のその後」とかの特集...
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気の毒な若き関白の復権

歴史上、気の毒な人は数々いるが、豊臣秀次はとりわけ理不尽な目にあったように思う。昨年の大河『軍師官兵衛』では中尾明慶さんが演じていたが、見事な気の毒ぶりだった。単に気の毒な人と言い放つだけでは本当に気の毒なので、秀次を顕彰する場所を訪れ、レ...
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天国にいちばん近い学校

ソニー損保が今年の新成人を対象に実施したカーライフ意識調査によると、「欲しい車」第1位はトヨタのプリウスだった。最近の若者はエコなのか金持ちなのか。私も欲しいです。さて、「プリウス」の車名の由来は、「~に先駆けて」を意味するラテン語である。...
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戦国の覇王は駅前に立つ

マーケティングリサーチの(株)ネオマーケティングは、昨年9月26日より29日にかけて、20~49歳の「上司がいる会社員」の男女600人を対象に、「上司」に関する調査を実施した。あなたが上司にしたい歴史上の人物を教えてください。この問いで織田...