奈良 まことちゃんが案内する紀和国境 私が子どもの頃に播竜山(ばんりゅうやま)というシブい力士がいた。一度だけ敢闘賞をもらったことがあるが、それほど強いわけではない。しかし、幕下まで落ちても再び十両、幕内へと返り咲くなど、努力の人であった。その播竜山は現在、待乳山(まつちやま)... 2017.01.20 奈良
奈良 「長屋王の変」の真相 天皇陛下が一昨日、おことばで生前退位の意向を述べられた。このことに伴い皇室典範の改正が議論されているが、単に法整備の問題にとどまらず、高齢化社会における生き方が問われているように思える。陛下の悩みはご自身にとどまることなく、我が国において高... 2016.08.10 奈良
奈良 国分尼寺の花まつり 4月8日は誰の誕生日でしょうか。歴史人物や今を時めくタレントなど、同じ誕生日の有名人は数あれど、お釈迦さまの右に出る者はいまい。釈迦ことゴータマ・シッダールタは、紀元前463年(紀元前566年とも)4月8日に、現在のネパールのルンビニで生ま... 2016.06.11 奈良
奈良 こよりが結ばれた巨石 巨石を目の前にすると圧倒される気分になるが、それは神を崇拝する心に似ている。なぜ、この巨石がここにあるのか。科学的には風化かもしれないし崩落かもしれない。そんな偶然を私たちは奇跡と呼んで崇めるのである。島根県邑智郡邑南町岩屋に「志都(しづ)... 2016.04.30 奈良
奈良 歌の才能があれば逆玉の輿 子どもの頃、お名前博士・佐久間英先生の本を読んで、「小鳥遊」で「たかなし」と読むとか、「四月一日」で「わたぬき」と読むという珍しい姓があることを知った。本日紹介する「栗花落」も難読かつ由緒ある姓である。神戸市北区山田町原野に「栗花落(つゆ)... 2014.03.22 奈良
奈良 東大寺大仏のモデル 知識の詰め込みだとか知識偏重だとか、知識に対する風当たりは強い。おそらくは、受験前に詰め込んだあれほどの知識は使われることなく失せてしまった、という苦い思いがあるからだろう。しかし、人類が営々と築き上げてきた知の体系を身に付けることは、それ... 2014.03.03 奈良
奈良 女帝と僧侶の夢のページェント オリンピックは競技そのもののみならず、開会式や閉会式のセレモニーも見どころの一つである。今回のソチ五輪では、開会式で五輪が開かずに四輪になってしまうハプニングがあった。これを閉会式では、これを逆手にとって、最後の一つをあえて開かず、期待を高... 2014.02.25 奈良
奈良 女帝と僧侶の夢の都 サワラの西京焼という上品な料理があるが、そもそも、「西京」とは何のことだろうか。明治維新で江戸が東京に改称され、東の京が誕生した。これに対して元からの京都は西の京、つまり「西京」と呼ばれるようになった。そこで、京都の白味噌は西京味噌、それに... 2014.02.23 奈良
奈良 壮大な鎮護国家構想 今年の10月12、13日に第9回全国国分寺サミットが津山市で開催された。美作国建国1300年記念事業の一環である。全国の国分寺跡を持つ自治体が一堂に会して、史跡活用などについて情報交換をしたようだ。計13の市町が参加した。まてよ、国分寺は全... 2013.11.09 奈良
奈良 失われた銭を求めて Money、Money、Money、お金くれ。給料アップして~。カネ、カネ、カネ、お金くれ。あ~あ~、ああ~、お金ください~、と小学生が『希望山脈』(渡り廊下走り隊7)の替歌を歌っていた。悲しいけれど、妙に共感できる。アベノミクスは順調に進... 2013.11.02 奈良