大正 青年貴族に祝福された合併 平成の大合併からしばらくになる。市町村の数はずいぶんと減った。減った数は1500くらいだそうだ。私の住む自治体も周辺の4町を編入した。合併が推進されている時にはメリットが強調され、夢のような将来像が描かれていたが、本当にそうなったのか。冷静... 2015.11.07 大正
大正 草に埋もれてゆく駅 廃墟趣味という楽しみ方があるそうだ。ボロボロになったホテルや工場の建物を目にして何とも思わぬ人はいない。それがかつて病院だったとしたら、ホラーの舞台である。荒廃した現状から、かつての繁栄を想像してみる。それをつくった人にとっては夢や希望であ... 2015.05.09 大正
大正 一番星みーつけた! いちばんぼーし、みーつけた。夕暮れの空を見上げて確かにそう言った記憶はあるが、その続きがあることは知らなかった。あれ、あの森の杉の木の上に、というそうだ。あれは、金星だったのだろうか、ヴェガだったのだろうか。明石市人丸町の天文科学館前に「一... 2014.10.04 大正
大正 「話せば分かる」憲政の神様 「話せば分かる」というのは、人を信頼しているからこそ言える表現だ。情を込めて、理を尽くして話し合えば、必ずや道は拓ける。人は必ず分かりあうことができるのだ。昭和7年5月15日夕刻、海軍青年将校に銃口を向けられた犬養毅は、そんな無法者にも話し... 2013.12.23 大正
大正 人種差別撤廃という正当な主張 ドラマではなく「華麗なる一族」は実在する。政財界で活躍し、血脈で結ばれた人々のことである。その代表的人物が麻生太郎氏であろう。内閣総理大臣としては長くなかったが、高速道路土日休日1000円という偉業は長く記憶に留めてよいだろう。麻生氏の祖父... 2013.12.21 大正
大正 国際協調のともし火 大平正芳首相が亡くなった時のことは記憶がある。選挙中の事であり大騒ぎになったものだ。現職のまま亡くなった内閣総理大臣は5人いる。大平から遡ると、犬養毅、加藤高明、加藤友三郎、原敬となる。うち、犬養と原は暗殺である。大平と二人の加藤は病死であ... 2013.12.14 大正
大正 柔道でつなぐ会津若松と尾道 『八重の桜』を見なくなってしまった。会津戦争がドラマのクライマックスだったように感じる。このような輩がいるから視聴率が伸びないのだろう。申し訳ない。しかし、半年でかなりの収穫があった。まずは、松平容保と彼が巻き込まれた政治状況。長州を悪役に... 2013.10.08 大正
大正 小さな明治神宮 大きな公園に慣れていなくて、代々木公園を歩いても歩いても目的地にたどり着けず、約束の時間が迫っていて大変に焦ったことを憶えている。帰り道では余裕があったので明治神宮を拝んだのだが、その境内の広大さは強烈な印象となって残った。明治神宮。御祭神... 2013.05.18 大正
大正 橋に名を残した織物会社 イラク北部のモスルは、国内では首都バグダッドに次ぐ大都市である。イラク各地は未だ混迷を続けているが、モスルも例外ではない。AFP時事によると、この都市においても先月29日に車爆弾で警官1人と市民1人が死亡したという。織物の「モスリン」は、イ... 2012.12.24 大正
大正 子孫の勝手でしょ 「十五夜お月さん」と言われたら「見ては~ねる」という「うさぎ」のわらべ歌が思い浮かぶ。文部省唱歌である。それとは別に野口雨情が作詞した「十五夜お月さん」という歌もあるのを知ったのは、この記念碑のおかげである。目黒区下目黒3丁目の目黒不動尊・... 2012.04.04 大正