古墳

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再び、石棺の転用

以前に「石棺の転用」と題して橋として利用されていた石棺の蓋の話をした。今度はテーブルとして利用されていたケースの紹介である。姫路市太市中の太市中墓地に今は使われなくなった引導台がある。被写体とはしていないが周囲には墓石がたくさん並んでいる。...
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東からやってきた渡来人

歴史用語は歴史認識を示すものとして重要だが、時代の変化や研究の深化によって歴史認識が変わると用語も変えられる。私は「渡来人」という用語が広まり始めた頃に、それを学校で教わった。それまでは「帰化人」と呼んでいたが、「帰化」という概念が朝鮮から...
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石棺の転用

墓石を粗末にするなど、罰が当たるとか祟られるとか心配するのが普通だが、それが現代人の感覚なのだろう。以前に姫路城に行って石棺が石垣に転用されているのを見てびっくりした覚えがある。考えてみれば、四角に加工されているのだから積むのにもってこいで...
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31枚の銅鏡

人は光りモノが好きだ。古代人にとっても金属の輝きは格別だったろう。丸くて輝く銅鏡は太陽と同一視され,呪術的な力があると信じられていた。そんな銅鏡を大量に所有するのは,権力・権威の大きいからだろう。産経新聞の論説副委員長・渡部裕明氏は次のよう...
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美女とこうもり

恋慕,不倫,嫉妬…,小説やドラマで繰り返し採り上げられるテーマだ。また,それが無いと面白くない。男と女の物語は永遠である。総社市上林に国指定史跡の「こうもり塚古墳」がある。横穴式石室の長さは19.4mで,飛鳥の石舞台古墳(19.1m)にも匹...
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日本最大の古墳を歩く

といっても仁徳陵ではない。墳丘を歩ける古墳としては日本最大である造山(つくりやま)古墳である。天皇陵も含めると全国4位の大きさだ。築造時は日本一だった可能性もある。いったい被葬者は誰なのか。「造山古墳」は岡山市北区新庄下にある。近くに同訓の...
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日本発祥の地

継体天皇は天皇家の実質的な初代王という見方がある。皇統断絶の危機に伴い越前から畿内に入ってきた,あるいは応神天皇5世の孫であるという記紀の記述から,実際には王朝交代があったのではという考えである。いずれにしても古代における歴代大王の画期をな...
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日韓友好の墳墓

古代の文明開化は朝鮮半島よりもたらされた。中でも“漢字”と“儒教”は日本文化形成の根幹を成す重要な素材である。それを伝えたとされるのが王仁(わに)である。枚方市藤阪東町2丁目に大阪府指定史跡の「伝王仁墓」があり,石碑には「博士王仁之墓」と刻...
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第二の高松塚

高松塚古墳といえば,かつては古代ロマンの象徴的存在であったが,今や文化財保護の代表的な失敗例となってしまった。切手にもなったあの美しい壁画は二度と見ることができない。形あるものすべて壊れる,と達観してしまえばよいのだろうが,何とも惜しい気が...
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氷,それは夏の珍味

氷を口に含みたくなる季節である。普段,冷蔵庫から氷を取り出しても何とも思わないが,考えてみれば,昔の人々は夏季の氷の美味さは知らなかったのだ。ごく一部の貴人のみが口にする珍味であった。神戸市兵庫区氷室町2丁目に氷室神社が鎮座し,境内の奥に「...