gyokuzan

弥生以前

草原リゾートは周氷河地形

『軍師官兵衛』のオープニングで、草原をCGの馬が疾駆するシーンを憶えておられようか。大河ドラマにふさわしい重厚な音楽と美しい映像から、何かが起こりそうな予感がして期待が高まったものだ。平均視聴率は関西で18.2%あったという。ちなみに『西郷...
奈良

日本酒発祥の地を訪ねて

呑みながらこう考えた。日本酒はどこで生まれたのか。それは偶然の産物だったのか。初めて酔った人はどんな気分だったのか。本日は、日本酒の起源を訪ねる旅に出かけることとしよう。宍粟(しそう)市一宮(いちのみや)町能倉(よくら)の庭田(にわた)神社...
江戸後期

なぜ不動滝という滝名が多いのか

総記事数が1300本に達しました。ご覧いただきまして誠にありがとうございます。今後もみなさまの史跡めぐりの一助となる情報をお届けしてまいります。どうかよろしくお願いします。動かざること山の如しであって、滝の如しではない。それでも「不動滝」と...
大正

山で鍛えられた強靭な足腰

横綱日馬富士の暴行事件から貴乃花親方の引退騒動まで、最近の大相撲はトラブル続きの感があるが、ゴタゴタは今に始まったことではない。大正十二年(1923)1月には、東京相撲の力士たちが待遇改善を要求してストライキを起こした。三河島事件である。続...
戦前戦中

オーイと呼んでみやうか

旅と文学は互いを高めあう存在である。旅が詩を生み、詩が旅情をかき立てる。人生そのものが旅のような林芙美子は、各地の美しい風景を情感豊かに描写した。『放浪記』の有名な一節「海が見えた。海が見える。」で始まる尾道の景色は、今も山陽線で体感できる...
南北朝

四方太平を願った千人塚

幼年か若年の君主の治世を後見役がバックアップする体制は、よくあるが不安定になりやすい。織田家の幼君三法師の後見役は秀吉だった。豊臣家の幼君秀頼の後見役は家康だった。主家は乗っ取られてしまうのである。うまくいったのは、幼君ルイ14世を宰相マザ...
戦後

ため池で泳いだ金メダリスト

居眠りして恥ずかしかった時、「マット・ビオンディに襲われた」とか「イアン・ソープには勝てない」と言い訳して、余計に痛い思いをしたことがある。恥の上塗りで解説すると、睡魔とスイマーの掛詞である。本日は、昭和日本の誇り高きスイマー、田口信教(た...
南北朝

四国戦線異状あり

来春、皇太子殿下は即位して126代天皇となる。この歴代に数えられるのは南朝の天皇であって北朝ではない。現在の天皇家は北朝の血筋であるにもかかわらず、南朝には正統性が認められている。南朝は戦場に敗れ、歴史に勝利したのだ。南朝に味方した武将もま...
飛鳥

瀬戸内絶対国防圏

ローマ帝国の人々は、地中海を「我らが海 Mare Nostrum マーレ ノストラム」と呼んだ。我が国では、瀬戸内海を「おやじの海」と呼んでいる。あの大ヒット演歌は、香川県の直島が発祥の地だそうだ。作者にとって「おやじの海」とは、うちの親父...
戦前戦中

「助けて」と言える世の中に

「貞操」という言葉は、古めかしいが生きている。法律用語に「貞操義務」というのがあり、これに反すると離婚原因となる。民法第752条には「夫婦は同居し、互いに協力し扶助しなければならない。」とあり、この一文が貞操義務も含意しているのだ。貞操は男...