gyokuzan

奈良

心のふるさと因幡の原風景

現代都市の起源は城下町にある。今から数十日後に死ぬ明智光秀も福知山城を築いて城下町福知山を開いた。中国地方では岡山、広島、萩、松江の城下町も安土桃山から江戸初期にかけて建設されている。今日の舞台である鳥取もそうだ。いずれの城下町にも大きな川...
南北朝

何ぞ九五に復さざるを患へんや

「夢幻」はファンタジーが好まれる昨今、よく見聞きする言葉だ。歴史好きなら「夢まぼろしのごとくなり」の織田信長を思い起こすだろう。好天に恵まれたこの日、私は夢幻の地を訪れようと林道をひた走った。深い山中を縫うように進むと、「夢」と「幻」のお寺...
南北朝

桜に託したメッセージ

ブログ開設以来の総アクセス数が62万を突破しました。これもひとえに皆様のおかげと感謝し、今後の精進をお誓い申し上げます。またご覧いただく機会があれば幸いでございます。今回は美人のお話から始めることといたしましょう。象潟(きさかた)や雨に西施...
明治

児島高徳とオッペケペー

権利幸福嫌いな人に 自由湯(じゆうとう)をば飲ましたい オッペケペ オッペケペ オッペケペッポ ペッポッポー自由民権運動の気運の高まり、あるいは大衆が楽しんだ流行歌の代表例として「オッペケペー節」は、教科書に登場するほどよく知られている。こ...
大正

さはれ吾等がかんばせに

コロナ禍で歌うことさえ憚られるようになった。合唱さえ自粛しているのだから、寮歌を肩組んで放吟するなどもってのほかである。とはいえ、今どき寮歌が歌われているのだろうか。ひと昔前の印象はあるが、「栄冠は君に輝く」のような応援歌だから、今聴いても...
鎌倉

鎌倉殿を支えた美作守護職

「鎌倉殿の13人」とか「十三人の刺客」、「13日の金曜日」、「ゴルゴ13」、「13歳のハローワーク」、そして大阪の十三に伊丹十三。13はかくも身近な数字である。再来年の大河の13人のうち、梶原景時を中村獅童さんが、和田義盛を横田栄司さんが演...
明治

武士の魂を守った男

刀は武士の魂であると言われる。確かに武士が刀を持たねばただの人だが、そんな見た目の問題でもあるまい。昨今の刀剣ブームを見れば、やはり魂を揺り動かす何かがあるのだろうと思う。刀身の煌めきだろうか、切先の鋭さだろうか、それとも刃文の妖しさだろう...
鎌倉

旅の途上で亡くなった寵妃

再来年の大河「鎌倉殿の13人」が楽しみでしょうがない。テンポのよい展開で画面から離れられなくなる三谷作品だ。主役の北条義時を小栗旬さんが演じる。昔々に「草燃える」を見ていたので、頼朝死後のドロドロした権力争いには多少の知識がある。この時の義...
古墳

前方後円墳の戦国リユース

石塔が立ち並ぶ墓地は、ご先祖様に感謝こそすれロマンに浸るような場所ではなく、ましてや知らない人のお墓には関心を抱かない。ところが、同じお墓でも古墳となるとイメージががらりと変わる。被葬者は知らない人の場合が多いのだが、「どのような人なのだろ...
神話

神々が参集した出雲の森

「建築」とひと口に言うが、「建つ」と「築く」とは意味するところが異なる。建つは「立つ」であり、柱を立てるイメージだ。いっぽう「築く」の語源は、杵で土をつき固める「杵(き)築(つ)く」という言葉らしい。古代から伝わる版築(はんちく)は、土を層...