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南北朝

長慶天皇御陵墓(因幡桜谷編)

安徳天皇の御陵墓が鳥取県内には三つもあると以前に紹介した。詳しくは安徳天皇御陵墓(伯耆中津編)、同(因幡姫路編)、同(因幡岡益編)をご覧いただきたい。これだけでも不思議だが、さらに驚くことに長慶天皇の御陵墓まであるというのだ。探しに探して、...
明治

唱歌の父ここに生まるる

勧善懲悪は庶民の夢だ。真面目に働いてりゃ、いつかいいことあるだろう。ここ掘れワンワンがやってきてご褒美をくださるに違いない。そう思っている。反対に、悪い奴らには何らかの報いがあってほしい。特に政治家やその取り巻きが都合が悪くなると発する「記...
神話

祓へ給ひ清め給へ、美しき姫神

コンビニに行っても図書館に行っても、どこに行っても入口でアルコール消毒をするようになった。新型コロナウイルスという穢れを祓い清め、自らの健康と社会の安心安全を保つためである。神社に参拝するときには手水舎で手や口を清めるが、近頃は感染防止のた...
鎌倉

祈・日蓮聖人佐渡遠流750年!

あけましておめでとうございます。令和三年がみなさまにとって良い年となるようお祈りするとともに、コロナ禍の一日も早い収束を願っております。気持ちを強く持って生き抜きましょう。よろしくお願いいたします。文永八年(1271)月十一月一日、日蓮聖人...
飛鳥

我が国に火葬が始まった頃

イスラム教徒と仏教徒が共存するスリランカでは、コロナで亡くなったイスラム教徒の火葬をめぐって論争となっている。というのも、イスラム教徒は土葬を原則としているのだが、スリランカ政府は環境衛生の観点から宗派を問わず火葬することを義務付けたのだ。...
神話

古代日本最大の名宰相

長生きはしたいが、こんな狂歌がある。百居ても同じ浮世に同じ花月はまんまる雪はしろたへ(永田貞柳)なるほど、100年生きたところで世の中どこが変わるというのか。四月になれば桜が咲き、十五夜には満月、寒波が来れば雪が降る。人が享楽を求めるのだっ...
奈良

心のふるさと因幡の原風景

現代都市の起源は城下町にある。今から数十日後に死ぬ明智光秀も福知山城を築いて城下町福知山を開いた。中国地方では岡山、広島、萩、松江の城下町も安土桃山から江戸初期にかけて建設されている。今日の舞台である鳥取もそうだ。いずれの城下町にも大きな川...
南北朝

何ぞ九五に復さざるを患へんや

「夢幻」はファンタジーが好まれる昨今、よく見聞きする言葉だ。歴史好きなら「夢まぼろしのごとくなり」の織田信長を思い起こすだろう。好天に恵まれたこの日、私は夢幻の地を訪れようと林道をひた走った。深い山中を縫うように進むと、「夢」と「幻」のお寺...
南北朝

桜に託したメッセージ

ブログ開設以来の総アクセス数が62万を突破しました。これもひとえに皆様のおかげと感謝し、今後の精進をお誓い申し上げます。またご覧いただく機会があれば幸いでございます。今回は美人のお話から始めることといたしましょう。象潟(きさかた)や雨に西施...
明治

児島高徳とオッペケペー

権利幸福嫌いな人に 自由湯(じゆうとう)をば飲ましたい オッペケペ オッペケペ オッペケペッポ ペッポッポー自由民権運動の気運の高まり、あるいは大衆が楽しんだ流行歌の代表例として「オッペケペー節」は、教科書に登場するほどよく知られている。こ...