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源平

安徳天皇御陵墓(因幡荒舟編)

安徳天皇の御陵墓については、これまで「因幡姫路編」「因幡岡益編」「伯耆中津編」の三本をお届けしている。すべて鳥取県内というのも不思議だが、本日は四か所めの紹介である。大人の都合で命を落とすことになった子どもは数えきれないくらいいるが、安徳天...
江戸前期

箸立伝説と挿し木の近しい関係

コンビニでお弁当を買ったはいいが、箸が入っていなかった。仕方がないから、小枝を箸の長さに折り、表皮を剥がした後によく拭いて使ったことがある。無事にお弁当がいただけたことに感謝し、箸にした枝を地面にさしておいた。数年後に同じ地を訪れると、その...
古墳

先進的だった古墳は今

一日の平均アクセス数が140を突破しました。これもひとえに、みなさまのご支援の賜物です。今後とも有益な情報提供に努めてまいりますので、よろしくお願い申し上げます。ホテルで盛大に宴会があった頃のことである。帰り道、酔っぱらった勢いで古本屋に入...
戦前戦中

弔・真珠湾攻撃80年

コロナ禍という未曽有の危局にあって、神仏への信仰心がますます篤くなり、家内安全、商売繁盛、心願成就と並んで「病魔退散」を求める祈りが高まっている。予言獣アマビエがお札やお守りに描かれ、手にする人々の心の安寧に一役買っている。もはや妖怪ではな...
古墳

一寸先は闇の巨大石室

鳥取といえば砂丘だとか、梨、カニと、あの東西に長い鳥取県を思い出す。だが「鳥取」は鳥取県だけが独占する地名ではない。この名称は古代の品部で鳥を捕らえる仕事をしていた「鳥取部(ととりべ)」に由来し、各地に遺称地が存在するのだ。備前国赤坂郡鳥取...
弥生以前

滝の流れは絶えずして

滝は日本各地にあるが、集中して存在する場所を「四十八滝」という。比較的有名なのは赤目四十八滝、那智四十八滝だろうか。四十八滝に48の滝があるわけでなく、名のついた滝の数は少ないことが多い。本日は中国地方を代表する四十八滝、「雨滝四十八滝」を...
明治

石畳の残る歴史の道

我が国で一番長い国道は何号だろうか。普段よく利用する2号は長い印象を受ける。旧山陽道を継承し、大阪から北九州を結ぶ。もちろん全線走破したことはない。旧東海道を継承した国道1号も長そうだ。もっと長いのは旧奥州街道を継承した国道4号だが走ったこ...
弥生以前

地すべり的な棚田

「いがむ」というのは方言らしい。確かに「歪む」に振り仮名を当てれば「ゆがむ」だ。それでも私の考えがいがんでいるからか、「いがむ」が普通に思えてならない。考えだけでなく、見ると田んぼまでいがんでいた。当地では「いがみ田」と呼ぶそうだ。しかも棚...
飛鳥

日本最大級の鬼の碗

ブログ開設以来の総アクセス数が63万を突破しました。ご覧いただき誠にありがとうございます。これからも史跡巡りのお供となるよう有益な情報を提供してまいりますので、何とぞよろしくお願い申し上げます。唐臼(久米廃寺)、石の釜(惣爪塔跡)、いぼ石(...
源平

平教経の矢じりを巡る事件

お正月にNetflixで『オスマン帝国:皇帝たちの夜明け』というドキュメンタリー風のドラマを観た。ビザンツ最後の皇帝コンスタンティノス11世は、兵士を鼓舞する演説を行い、最後の突撃を敢行して死んでいった。これが千年の帝国の終焉かと思うと、胸...