gyokuzan

平安

式内社高野神社はどっち?

邪馬台国でさえ場所が特定できないのである。文献を重視するか遺跡を重視するか。何を根拠としてどのように解釈するのか。ひと頃は纏向遺跡の発掘成果により畿内説で確定と思われていたが、九州説も研究者から地域おこしに携わる人々まで幅広く支持されている...
戦後

ハクセンシオマネキが呼んでいる

カニの中でもカワイイと人気なのがハクセンシオマネキである。「おーい、こっちこーい」と手を振っているから、行こうとするとすぐに巣穴に隠れてしまう。しばらくじっと見ていると、また顔をのぞかせる。環境省は絶滅危惧Ⅱ類に指定して保護を呼び掛けている...
平安

沈没船の上に出来た最低峰

「世界最高峰の戦い」などと呼ばれるスポーツ大会は、山でもないのに「頂点に立つのは?」と山登りに譬えられる。確かにトーナメント表は山の形をしているから「最高峰」はイメージしやすい。ところがこのたび「最低峰」もあることが分かった。草野球大会のこ...
明治

雲をつらぬく鉄の橋

余部の鉄橋は『夢千代日記』の頃から知っていた。その後、列車転落事故や新橋への架け替えもあったが、行く機会もないまま遠い国の出来事のように感じていた。一昨年の夏、鳥取から湯村温泉を訪れた時、余部が意外に近いと分かって足を延ばした。紺碧の空と海...
弥生以前

二千万年前の水の流れ

置かれた場所で咲きなさいと言われるから、私も今の場所で一花咲かせようと頑張っているのだが、養分を吸収する力がないのか蕾さえできないでいる。諸先輩方の残した偉大な足跡に学びながら、私も何か一つでも跡を残そうと地団駄踏んでいるのだが、びくともし...
奈良

有間皇子と但馬を結んだもの

泣ける万葉歌の一つに「家にあれば笥に盛る飯を草枕旅にしあれば椎の葉に盛る」がある。家ならちゃんとした器によそうご飯も、旅の途中だから椎の木の葉っぱに盛り付けている。時は斉明四年(658)、孝徳天皇の一人息子有間皇子が謀反の嫌疑で捕らえられ、...
江戸後期

いぼいぼ渡れ、この橋渡れ

幸いなことにイボで困ったことがないから、ありがたみがよく分かっていない。いぼ神様の話である。このブログでも「いぼ神様になった巨勢金岡」「お肌の健康は心の健康」で紹介したことがある。皮膚科のない時代には願掛けしか治療法がなかったのだろう。兵庫...
平安

塵の舞う道を行く人は目をおおう

公私混同、政治とカネ、権力と忖度…。汚職事件の構造は永遠に変わらないかのようだ。菅首相ご長男による接待、首相への忖度、ご長男への便宜供与、と総務省官僚がいろいろと気を遣っていたという。デジタル化を先導する役所であるが、テクノロジーの進展ほど...
戦後

夢千代日記が伝えたかったこと

これまでに観た数少ないテレビドラマのうち、今も記憶に留まる作品がある。吉永小百合さん主演の『夢千代日記』だ。いや松田優作さんが出ていたから、正確に言うと『新夢千代日記』だった。夢千代が読む日記の一節、余情に満ちた前田純孝の歌、山陰の温泉町と...
古墳

リユースされた横穴式石室

我が国には「もったいない」という美徳があり、古来さまざまなものをリユースしてきた。古墳だってそうだ。石棺の石材は板のように加工されて使いやすく、橋として小川に架けられたり、仏さまに加工され信仰の対象となったりした。豊橋市の大塚南古墳(国指定...