gyokuzan

江戸前期

さんまは目黒に限る(別伝)

目黒のさんま祭りで呑み喰いしたことは、忘れがたい思い出だ。香ばしさに誘われて、すっかり酩酊。第9回の祭りのことである。昨年中止となったのが第25回だから、ずいぶん昔のことになる。祭りの由来となったエピソードは、アーカイブズ「さんまは目黒に限...
南北朝

姫路城以前の霊場的な空間

西のノイシュバンシュタイン城、東の姫路城と並び称されるのかどうかは知らないが、姫路城は我が国が誇るべき世界遺産である。この春に終了したNHK「歴史秘話ヒストリア」の最終回に採り上げられた3つの秘話は、「邪馬台国はいずこに」「姫路城 白き輝き...
弥生以前

西日本縄文村の共同生活

縄文時代は東日本の人口密度が高かったという。縄文人の少ない西日本は、弥生人にとって都合のよい移住先だったのだろうか。うちの家族はすべて弥生系の顔つきなのだが、やはりそのころ移住してきたのだろうか。弥生人がやってくるずいぶん以前、縄文時代早期...
奈良

羽ばたけ、私たちのゴーサマ

お寺の山号は、比叡山延暦寺のように本物の山である場合と、明光山妙勝寺のように嘉字で創作している場合がある。比叡山や高野山などは山の奥にお寺がある。いっぽう、うちの檀那寺もそうだが、まったくの平地にあるのに「○○山」と称する寺もある。むしろ、...
明治

岡山で被災した夏目漱石

『それから』が森田芳光監督によって映画化された時、本気で夏目漱石を読もうかと思った。三千代役の藤谷美和子さんがセピア色に写るポスターが、ノスタルジックで切ない雰囲気をよく表していたのを憶えている。しかし実際には、映画も見なかったし小説も読ん...
江戸後期

出雲街道をゆく(首切峠→四十曲峠)

首の皮一枚でつながっているとは自分のことかと疑心暗鬼になる。実のところ、動脈も神経も切れているから命まではつながっていない。それでもつながる薄皮に希望を託して毎日頑張っているのだが、おいと呼び止められ、お前はすでに死んでいると引導を渡された...
鎌倉

みやこ人たれふみそめて

承久の乱は日本史上最大の画期であるといって過言ではないだろう。源平合戦の頃には、後白河法皇の策略に武士は翻弄されていた。それから三十数年を経て承久の乱の戦後処理では、3人の上皇と2人の皇子の配流、天皇廃位、所領没収という過酷な処分を武士が下...
江戸後期

医学と化学に貢献した学者一族

津山名物にはホルモンうどん、干し肉、そずり鍋など肉関連、桐襲、よこの餅、五大北天まんじゅうなどの和菓子が知られている。いずれも食通をうならせる逸品である。また、歴史好きで歴史を熱く語りたい方には、榕菴珈琲(ようあんコーヒー)なるものがおすす...
明治

北条県庁の守衛さん詰所

私の母方の祖父は日中戦争で戦死している。高校生の頃、その祖父の戦友からのお招きで、戦友会か慰霊祭か、何かの会合に母親と一緒に参加したことがある。場所は姫路の自衛隊駐屯地であった。私が道からそのまま敷地内へ入ろうとした途端、守衛さんに呼び止め...
戦後

憲法は絵にかいた餅ではない

憲法の第何条に何が記されているかをスラスラ言える人は少ないが、全103条のうちいくつか有名な条文がある。有名ランキングトップは、やはり戦争放棄を規定した9条だろう。現実と合っていないだとか平和の礎だとか、何かと話題になることが多い。他の条文...