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江戸中期

伊勢亀山と備中北房、続く藩領の絆

「北房ぶり市」は三百年以上の伝統を誇る大イベントで、現在は毎年2月の第1日曜日に開催されている。山間部ではめったに口にできないブリを、当時の代官が「正月くらいは」と許可したことに始まるという。ステージは「ぶり市許可状伝達式」で始まるが、これ...
古墳

吉備の地方長官が眠る終末期古墳

あらゆる技術は終末期にもっとも発達し、パラダイムシフトによって急速に淘汰される。例えばテレビ録画に便利だったGコードは、地上波アナログ放送とともに消え去ってしまった。以前の記事「城を守る大規模な畝状竪堀群」で見たように山城も終末期に最も発達...
安土桃山

方谷先生ゆかりの城は備中三名城

備中聖人と呼ばれた山田方谷を大河ドラマ化しようと先月8日、伊原木岡山県知事、高梁・新見の市長など政治家、大橋洋治ANAホールディングス相談役など財界人が、NHKを訪れ要望書を提出したそうだ。大橋さんは高梁の方である。山田方谷の志に学ぶ国会議...
弥生以前

天然記念物となった川底の穴

底に穴が開いたら使いものにならなくなるのが普通だが、川底の穴なら水が抜けたりしない。旅をしていると、時々見かける珍しい自然現象「甌穴(おうけつ)」である。本ブログでは、ずいぶん以前に「川底に開いた穴」で兵庫県の甌穴をレポートしたことがある。...
江戸中期

金毘羅大権現の常夜灯

当ブログ開設以来の総アクセス数が73万を突破しました。これもひとえにみなさまのおかげと感謝し、今後の精進を誓います。何卒よろしくお願い申し上げます。歌川広重『東海道五拾三次之内 沼津 黄昏図』には、大きな天狗の面を背負った男が描かれている。...
江戸前期

禄高一万三千石、その名は隼人

かつて島左近、平田靱負の記事を書いたことがある。浅野大学、竹内式部、山県大弐、長井雅楽など、官職のような名前の人物が歴史にはよく登場する。長年不思議に思っていたが、最近読んだ『氏名の誕生-江戸時代の名前はなぜ消えたのか―』ちくま新書で、やっ...
安土桃山

今も色褪せない山中鹿介

主家再興を三日月に祈る忠義の武士、山中鹿介(やまなかしかのすけ)。『甫庵太閤記』に始まり頼山陽が盛り上げ、大町桂月が脚色して国定教科書で確立したストイックな武者像は、価値観が変化した現代にあっても色褪せることがない。ゲーム「戦国無双5」に登...
神話

かつて日本沈没していた証拠か!?

TBSの『日本沈没』が高視聴率とか。地球温暖化により海水面が上昇、海底への圧力が高まってプレートが沈み込むのだという。その場所は日本の中枢、関東地方である。そんなことが起きるのか、と言われたら、起きないのだそうだ。だから安心してドキドキして...
江戸中期

岡山藩の北辺を守った国老

神聖ローマ帝国では、国境防衛の任務に当たった諸侯に「辺境伯」という官職が与えられた。ブランデンブルク辺境伯領が有名で、支配者ホーエンツォレルン家はやがてドイツ皇帝となり、辺境伯領の一部であったベルリンは辺境どころか、ヨーロッパの中心の一つに...
江戸前期

終生忘られぬ感激の地

大企業が確実に結果を出しているのは辣腕社長の存在だけでは語れないだろう。幹部社員に優秀な人材を揃えているに違いない。大名も同じだ。大物が亡くなった後に急速に衰える大名家はいくらでもある。若き当主を盛り立て勢力を維持するには有能な家臣団が欠か...