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飛鳥

旧作東町の古代ランドマーク二題

私が物心ついた頃に日本一の高層ビルはサンシャイン60だった。エレベーターの階数表示がどんどん変わるに驚いた。このビルを東京都庁が抜くとさっそく登り、無料に懐の深さを感じた。都庁を抜いたのは横浜ランドマークタワーだったが、見上げたのみだ。これ...
南北朝

後醍醐伝説が生じた背景

今回の大河は戦国でも幕末でもなく鎌倉初期である。ドロドロした歴史がどのように描かれるのか楽しみだ。ドラマは大どんでん返しが描かれると盛り上がるが、それなら『太平記』に勝るものはないだろう。主上御謀反が失敗に終わり後醍醐帝は隠岐へと流されるも...
古墳

温羅がつぶやく「アオハカかよ。」

「青陵」という名称の学校はけっこうある。青春だとか丘陵だとか、どことなく爽やかなイメージと語感があるからだろう。ところが、申し訳ない。本日は同じ「青陵」なのだが、お墓の話をすることとしよう。岡山市北区谷万成二丁目の青陵神社に「青陵古墳」があ...
安土桃山

絶景スポットと山城の関係性

神南備山展望台は津山の市街地が一望できる絶景スポットである。かつては夜景スポットとして知られていたが、風紀上よろしくなかったためか、今は夕方には施錠されるようだ。まあ夜景もいいが、ここは眺望を楽しみたい。遠くは泉山(いずみがせん)、その手前...
明治

あじさい寺は文学のお寺

「あじさい寺」として親しまれているお寺は全国各地にある。境内を何千もの花々が彩り、訪う人の目を楽しませてくれる。私が訪れたのは梅雨入り前の初夏。それほど咲いてはいないが、ところどころに瑞々しい装いを見ることができた。ここは作州津山の長法寺。...
江戸前期

旅の空に名月を見た宗匠

SNSもメールも電話もなかった江戸時代に、人々はどのようにして連絡を取り合っていたのだろうか。事前に手紙を送っていたとしても、それぞれに都合や事情があるだろうし、うまく会うことができたのだろうか。本日はある紀行文を読むが、特段困ったことはな...
大正

津山のモダニズム建築

美作の小京都、津山市の魅力は旧出雲街道沿いにある。令和2年の暮れに城東地区に続いて城西地区が重要伝統的建造物群保存地区、いわゆる重伝建に選定された。江戸の面影を残す城東地区に対して、城西地区は大正ロマンで楽しませてくれる。岡山からわざわざ訪...
江戸前期

逆境を経験した者だけが知るつらさ

惨殺された侍女が化けて出たり祟りをなしたりする話がある。もっとも知られるのは皿屋敷伝説で、このブログでも「怪談・播州皿屋敷」「摂州皿屋敷」「米子皿屋敷の舞台を訪ねて」「ひとぉつ、ふたぁつ、みぃっつ」で紹介した。本日の話題には皿数えは登場しな...
江戸中期

隔てぬ影や秋の夜の月

赤穂四十七士はみな赤穂出身かと思ったら、そうでもない。神崎与五郎、茅野和助、横川勘平の三人は美作出身で、特に神崎と茅野は作州津山にゆかりがあるそうだ。大石神社社務所『実証義士銘々伝』には、神崎について次のように記されている。与五郎は、美作の...
安土桃山

執権北条氏の末裔が築いた堅城

古墳も山城も終末期にもっとも技巧的になる。その特色は古墳では精巧な石組、山城では横堀や畝状竪堀に見られるように思う。本日紹介する山城は大規模かつ見応えのある造りで、つづら折りの険しい登城路を息切れしながらも登る価値がある。さっそく紹介しよう...