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江戸前期

現存する城郭御殿・番外編

お城の象徴である天守でホンモノなのは全国に12あるが、普段使いの御殿で現存するのは4棟のみだという。本丸御殿は高知城、川越城、二の丸御殿が二条城、掛川城である。このうち川越城については「中学生がバレーをした本丸御殿」でレポートした。本日の御...
明治

日時計は淡路の文明開化の象徴

時間は天体の動きによって決まるのかと思ったら、今や原子の振動である。それでもやはり、お日さまの位置とか腹の減り具合とか人間らしい基準は日常的に健在だ。江戸時代には暮れ六つとかざっくりとした不定時法だったが、暮らしに困らなかったのだから、それ...
戦前戦中

ピロティがある現存最古の天守閣

数ある城郭の中でも、私は洲本城を強く推したい。壮大な石垣群に広い曲輪、そして現存最古の模擬天守。野面積みの石垣は野趣に富んで心が安らぐ。車でのアクセスは容易で、散策はちょうどよい運動量になる。天守付近からの眺望は洲本八景の一つに数えられるほ...
明治

主人公の内部から見たその世界

岩野泡鳴(ほうめい)という自然主義の作家がいる。文学史で聞いたことがあるが読んだことはない。どこの人かと思ったら、筆名にヒントがあるそうだ。泡は阿波、鳴は鳴門。徳島藩にルーツを持つ家の出身である。彼の詩碑が徳島藩領だった淡路島にあるので行っ...
戦前戦中

第七位となった村上海賊の城

試みに「岡山県 人気 観光地」で検索すると、じゃらんのTOP10がヒットした。第1位から順に紹介すると…倉敷美観地区、大原美術館、岡山後楽園、蒜山高原、瀬戸大橋、三井アウトレットパーク、吉備津神社、アリオ倉敷、岡山城、白山神社である。倉敷勢...
戦国

笠岡で出逢った巨匠二人

芭蕉といえばよく旅をしている印象が強いが、意外にも西国には来ていない。「詩歌の聖地(柿本人麻呂・前)」でレポートしたように、明石が最西端の足跡である。これに対して、芭蕉が尊敬する宗祇は、奥州のみならず九州にも旅している。本日は九州に行きがて...
幕末

ダウンジャケットの先駆者

ダウンにフェザー、ダックにグース。快眠の皆様はよくご存知でありましょう。羽毛布団の話です。ダウンは大きく「グース」と「ダック」に分けられます。グースはガチョウで、ダックはアヒル。グースの方が高級です。ガチョウもアヒルもカモ目カモ科。どちらも...
奈良

吾妹子が見し鞆の浦のむろの木は

幕末の万葉調歌人平賀元義について、正岡子規は指摘している。「元義の歌には妹または吾妹子(わぎもこ)の語を用ゐる極めて多し。故に吾妹子先生の諢名を負へりとぞ。」(『墨汁一滴』)例として「吾妹子を山北(そとも)に置きて吾(わが)くれば浜風さむし...
江戸前期

鞆幕府があった場所

「鞆幕府」とは室町幕府の亡命政権である。聞き慣れない用語だが、昭和58年に発行された川西利衛『戦国史をななめに斬る 鞆幕府』(福山商工会議所)があるから、目新しい考えではない。確かに「征夷大将軍」足利義昭は鞆にいたが、幕府の体を成していたの...
南北朝

足利兄弟の喧嘩は弟の勝ち

兄弟喧嘩もいい加減にしてもらわないと、国の行く末が案じられる。世界史ならクレオパトラ7世フィロパトル(姉)とプトレマイオス13世テオス・フィロパトル(弟)、日本史なら天智天皇(兄)と大海人皇子(弟)であろう。国民そっちのけの権力闘争だったに...