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戦国

よく軍機を調え芸州には赴きたまへ

唐の太宗李世民の言行録である『貞観政要』は、リーダー論として現代の経営者によく読まれている。ポイントの一つは諫言を受け入れること。太宗に魏徴という家臣がいた。貞観十三年、天下は太平だが、おごりが目立つようになってきた。これを憂えた魏徴は十か...
戦国

元就が封印したつらい記憶

骨肉の争いとはよく言ったもので、骨と肉が争ったら身体がぶっ壊れてしまうだろう。豊臣秀吉と秀長兄弟のように仲良く天下統一に邁進すればよいが、足利尊氏と直義兄弟のように誰が敵味方か整理できないのは困る。一番悲劇的なのは後継者争いの当事者になるこ...
戦国

三浦義村の子孫、作州勝山で殿様となる

大河『鎌倉殿の13人』では、山本耕史演じる三浦義村が常にキーパーソンとなる。最後まで生き残るのは、こういう男なんだなと思わせる。しかし、この三浦氏も義村の子の代に滅ぼされてしまう(宝治合戦)のだから、鎌倉の権力闘争は本当に怖い。本日は三浦氏...
明治

君は藩士の疑懼をおもんぱかり

リーダー論における「よそ者」と「生え抜き」。みなさんならどちらを支持するだろうか。よそ者には既存の考えに拘泥されない革新性がある。イノベーションはよそ者によって起こされるのだ。大企業でもプロ野球でもいい、思い起こせば他所からやってきたCEO...
明治

美作中等教育の嚆矢濫觴

思い起こせば私が木造校舎で学んだのは二年間で、小学校1年生と中学校1年生の時である。少子化が進む今とは違って、教室が不足し鉄筋コンクリート造の校舎がどんどん建てられていた。大掃除でワックスを掛けた後の階段でよく滑ったことを覚えている。世間一...
弥生以前

大ヶ山奇岩アドベンチャー

山の頂上は尖っているという一般的なイメージを覆してくれるのが、平頂峰(キャップロック)である。キャプスロックと似ているが関係ない。有名な山では美ヶ原が平頂峰だそうだ。今日は天気がいいので、岡山県を代表する平頂峰と奇岩巡りに出かけよう。津山市...
幕末

明治維新に向けての船出

昭和43年に当たる明治百年は、イケイケどんどんの高度成長期という背景もあって各地で盛大に祝福された。これに対して平成30年の百五十年は、そこまでの盛り上がりはなかった。明治維新に至る過程の暴力性が明らかになり、「勤王」という評価指標に疑問の...
平安

祝・今高野山開基1200年!

今太閤といえば田中角栄元首相だが、菅義偉前首相も一瞬そのように呼ばれた。たたき上げの苦労人ながら位人臣を極めた二人である。「今太閤」とは現代の豊臣秀吉のこと。この「今」は、過去に対する今を意味する。広島県に今高野山という霊場がある。和歌山県...
江戸中期

大名行列を教えた船番所

海上保安庁と海上自衛隊は似ているが任務が異なる。簡単に言えば警察と軍隊で、不審船に対する追跡、停船命令、威嚇射撃までは海上保安庁、相手が武装しているなど高度な対処が必要な場合は海上自衛隊が出動する。海上警備行動を発令したうえで立入検査、武装...
弥生以前

青谷上寺朗くんのふるさと

昨年に復元された青谷弥生人は、今年になって「青谷上寺朗(あおやかみじろう)」と名付けられ、そっくりさんグランプリまで開催された。上寺朗くんはそのへんのおニイちゃんの顔をしている。もちろん発掘された頭蓋骨に肉付けしたものだが、その頭蓋骨からは...