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江戸後期

こけたお地蔵さまが伝えたいこと

吉本の舞台では定番のギャグが登場すると全員がこける。ギャグそのものは意味不明でも、みんながこけると面白く感じてしまう。何度も見ているうちにクセになり、来るぞ来るぞと心待ちするようになる。本日は、こけたお地蔵様のお話である。こけるといっても、...
弥生以前

尾根上にある古代の大霊園

墓地の地図記号は墓を横から見た形である。以前の記事で青山霊園の墓についていくつか書いているが、林立する無数の墓碑からお目当ての著名人を探すのは大変だった。地理院地図を見ると墓地の記号も林立している。青山霊園は美濃郡上藩主の青山家の下屋敷跡に...
江戸前期

熊沢蕃山のふるさと

「憂きことのなほこの上につもれかし限りある身の力ためさん」という古歌は、時に山中鹿介の作と誤り伝えられる。おそらく「願はくは我に七難八苦を与へたまへ」と混同されているのだろう。古歌の作者は熊沢蕃山が正しい。偉大な陽明学者熊沢蕃山の名は、岡山...
飛鳥

星降る真星の星神社

星降る夜という素敵な表現がある。漆黒の宇宙に散りばめられた星々が空を満たしている光景が思い浮かぶ。本当に星が降ったという伝説もある。いちばん有名なのは山口県下松市で「下松発祥之地 七星降臨鼎之松」という石碑が建てられている。本日は岡山県の降...
弥生以前

千代に八千代に三億年

君が代は小学生の頃から意味も分からず歌ってきた。式典を厳粛にする呪文に節をつけて唱えているように思えた。「さーざーれー」「いーしーのー」が「さざれ石」で、細かい石を意味することを理解するのには、かなりの歳月を必要とした。さざれ石が巌(いわお...
安土桃山

月田城の最寄駅は急行終着点

家に岡山駅の古い時刻表があって、聞いたこともないような特急や急行を見つけて楽しんでいた。行先は上りなら大都会、下りなら有名な地方都市なのだが、月田駅が終点という珍しい急行列車を見つけた。昭和47年10月2日改正の時刻表である。その急行は岡山...
安土桃山

搦手を守った忠義の武将

城には「大手」と「搦手(からめて)」がある。日本経済を動かしている大手町は、江戸城の正門大手門があったことに由来している。つまり大手は城の正面である。何事にも表と裏があるものだ。表を固めて敵の動きをしっかり見ておくこと大切だが、裏にも気を付...
南北朝

人は峠を越え、汽車はトンネルを抜ける

明治天皇には男子5人、女子10人、計15人の子ができた。子だくさんに見えるが、成人したのは5名、うち男子は大正天皇ただ一人だった。明治時代でさえこうなのだから、それ以前の乳幼児死亡率は高かったに違いない。しかし、子の成長を願う親の気持ちは、...
江戸後期

みっかちとせのわかれかな

コウノトリは赤ちゃんを運んでくる幸せの鳥として知られているが、見たことがあるかと言われたら、ない。タンチョウヅルなら後楽園で見た。コウノトリはタンチョウとは似て非なる鳥だという。豊岡市にはコーちゃんというキャラクターがいて、コウノトリで町お...
安土桃山

秀吉兄弟の中国攻め、緒戦の勝利

秀吉の中国攻めは戦国史のハイライトである。中国の雄毛利氏と畿内の覇者織田氏によるこの対決は、天正五年(1577)の播磨攻めから始まる。当初、播磨の諸将は時局をうまく読んで織田方につく。のちに彼らは寝返ることになるのだが、今はその気配はない。...