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江戸前期

逆臣の門

忠臣か逆臣か,見る人の立場や解釈によって評価が分かれる。利己的な権力欲によって反逆することもあれば,君側の奸を除くという大義のために挙兵することもある。もっとも,自分のためだと称して反逆する者はいないから,その真意をどう解釈するかが問題とな...
特集

足の神様となった戦国武将(八浜合戦・下)

信ずる者は救われる。信仰とはそういうものだ。信仰に科学はいらない。だが,由緒はあったほうがよい。歴史の持つ重みは一朝一夕には生じないからだ。玉野市八浜町大崎に「與太郎(よたろう)神社」がある。この神社は、足の神様として現在も多くの方の信仰を...
特集

毛利VS織田の最前線(八浜合戦・中)

史跡の中でも古戦場は想像力を必要とする。なぜ、この場が決戦場となったのか。兵はどの方向から激突したのか。そして、それはTVドラマの合戦シーンと同じなのか。玉野市八浜町八浜の両児山公園に「八濱城址」と刻まれた石碑がある。一般には両児山城と呼ば...
特集

謎の前哨戦、麦飯山の戦い(八浜合戦・上)

遠くから見ると“にぎり飯”のように見える山、だから麦飯山(むぎいざん)という。(河井康夫『玉野の地名と由来』より)なるほど三角形をしているが、それほど美味しそうな姿ではない。それよりも、麦粒のように二つの山があるから麦飯山ではなかろうか。い...
江戸前期

戦国の遺風

原野で遺骸のない棺を焼いて,その灰を埋納して塚を築く。葬送儀礼は各地で特色があるが,中でも東北の雄,伊達家の儀礼は独特だった。仙台市青葉区新坂町の増上山大願寺に「伊達政宗灰塚」がある。土塁と周壕があって古代の古墳のようだ。政宗は寛永13年(...
明治

学都仙台の細菌学者

まだ上下水道が整備されていなかった昔,赤痢の流行はよくあることだった。その病原菌を発見したのが,教科書にも登場する志賀潔である。彼が発見した赤痢菌は「志賀菌」と呼ばれている。決してイジメではなく,名誉ある名称である。仙台市青葉区北山一丁目の...
古墳

第二の高松塚

高松塚古墳といえば,かつては古代ロマンの象徴的存在であったが,今や文化財保護の代表的な失敗例となってしまった。切手にもなったあの美しい壁画は二度と見ることができない。形あるものすべて壊れる,と達観してしまえばよいのだろうが,何とも惜しい気が...
江戸前期

栄枯盛衰を物語る寺院

衰微した寺院を復興させるのは並大抵のことではない。藩政期なら大名の豊富な資金力による公的な支援があった。しかし,明治期の国家神道,戦後の政教分離によって,寺院は独り立ちを余儀なくされてきた。広大な伽藍を失った名刹も少なくない。仙台市青葉区北...
明治

ゲームの中の主従は今

ゲームから歴史に入る。それもいいだろう。『戦国BASARA』にはまって武将ゆかりの地を訪れる人が多いようだ。伊達政宗が人気なのは昔からだが,片倉小十郎のようにゲームでメジャーデビューを果たすところが現代的だ。仙台市青葉区青葉町に「青葉神社」...
安土桃山

政宗と母の確執

母が子に毒を盛る。時として常識では考えられないことが起こる。現代の虐待事件ではない。昨今の戦国ブームで歴女から「マサムネサマ」と高支持を誇る伊達政宗の話である。仙台市青葉区北山1丁目の覚範寺の本堂裏に「保春院の墓」がある。写真では右の小さい...