gyokuzan

源平

今も昔も先陣争い

何事もそうだが一番最初であることは高く評価される。今で言えば商品開発。スマートフォンのように高度な技術を伴うものは別にしても、食べるラー油くらいなら考えつきそうなものだ。ブームを読むなどタイミングを計ることも大切なのだろう。なにせ、平和日本...
幕末

平安から幕末を旅した法師

歴史における象徴の問題を考えたい。何やら歴史哲学が論じられそうだが、私はその任に堪えられないので、自分の言葉で話そう。前記事の平等院鳳凰堂が当時の浄土信仰を象徴するように、歴史的事象を理解してもらうには、視覚化するなり平易な文句に置き換える...
平安

地上の極楽

地上の楽園、そう聞くと宣伝文句としか思えない。自分が実感したのなら楽園でも天国でもよいのだが、人にはなかなか伝わらない言葉だ。しかし、私は見た。これを極楽と言わずして何と言おう。平等院鳳凰堂である。宇治市宇治蓮華に「平等院鳳凰堂」がある。今...
源平

老将の最期

老将といえばラファイエットを思い出す。アメリカ独立戦争、フランス革命で活躍し、1830年の7月革命でも指導者として登場する。私が手にしていた本では、7月革命時には「老ラファイエット」であった。そんな表現があるのか、と白髪をふりみだして奔走す...
戦後

雨乞いせずとも

滝に惹かれるのはなぜだろう。マイナスイオンが発生しているからか。体が修行を欲しているからか。それとも、他にそんな風景がないからか。高きにあるものは下へと落ち行くが、川の水が一気に何十mと落下するのは珍しい。滝を求めて徳島の山中へ入った。夏の...
鎌倉

土御門上皇弑逆事件

歴史は様々に語り伝えられて伝説を生み、それが史実を覆い隠してしまうことがある。ややこしいが面白いところでもある。ローカルな人物ならまだしも、今日紹介するのは土御門上皇である。一国の帝王の事績なら正確に伝わってよさそうなものだが、そうではなさ...
安土桃山

流浪、始めの一歩

この秋に滋賀県立安土城考古博物館で足利義昭展があった。織田信長に追放された最後の室町将軍として知られたVIPだが、その割にはスポットが当てられなかった。今回の展覧会は義昭の生涯を詳しく紹介しており、たいへん見ごたえがあった。宇治市槇島町薗場...
明治

創られた陪塚

大きな古墳には陪塚(陪冢)という小さな古墳が付属していることがある。首長と臣下のような関係だろうか。あるいは家族だろうか。死後も近くにいさせてあげたいというのは古今変わらぬ人の情である。宇治市菟道に「宇治墓陪冢」がある。周囲は道路、鉄道、住...
明治

創られた陵墓

今でも権力の座をめぐって様々な駆け引きがあるくらいだから、大昔の皇位争奪戦はどれほど激しかったことか。それだからこそ、皇位を譲り合うことは美談として語り伝えられるのだ。宇治市莵道に「応神天皇皇子莵道稚郎子尊宇治墓」がある。陵墓にふさわしく清...
室町

鉢かづき姫の故郷

私は間違っていた。“鉢かつぎ姫”だと思っていたら「鉢かづき姫」だった。鉢を頭でかついでいるではないか。そうではなかった。頭にかぶることを「かづく」というのだった。寝屋川市寝屋に「伝・寝屋長者屋敷跡」がある。説明板があるのでそれと分かるが、見...