gyokuzan

江戸前期

江戸城が見える場所

都会には歴史を感じる場所がないと感じていた。あったとしても~の跡という小さな石碑が周囲の喧騒に掻き消されるかのようにひっそりと立つのみだと思っていた。しかし、都会でも時々歴史が目の前に現れることがある。それもそのはず東京には400年以上の歴...
江戸前期

帝釈天で産湯を使い

「わたくし、生まれも育ちも葛飾柴又です。帝釈天で産湯を使い、姓は車、名は寅次郎、人呼んでフーテンの寅と発します」寅さんといえば昭和の国民的ヒーローである。少し前に友人と飲んでいて寅さんの話になった。友人は「こんなおっちゃん居ったらおもしろい...
江戸後期

中学生がバレーをした本丸御殿

名古屋城では現在本丸御殿の復元が行われている。全体の完成は平成30年という大計画である。さすがに尾張名古屋は城で持つである。城郭は天守閣のイメージが強いが、天守閣がなくとも藩政は機能する。藩政が実質的に行われていたのは御殿である。川越市郭町...
源平

源義経の岳父

源義経と静御前は吉野で別れる。静は捕らえられ鎌倉へ連行、そこで生んだ男児はすぐに殺害され、静は追放、その後は不明である。一方、義経は逃避行ののち奥州平泉で自害した。文治5年(1189)のことである。この時、義経とともに22歳の妻と4歳の娘が...
江戸前期

3泊4日した神君

各地を転戦して最後には天下をとった徳川家康は亡くなってからも旅をした。一旦は久能山に葬られたが日光に改葬されたのである。それは家康の意思、いや遺志であった。それは遺骸の移動ではない。神、東照大権現の遷座であったのだ。川越市小仙波町一丁目に日...
江戸後期

天神さまの細道ぢゃ

本当は恐い童話とか、本当は恐いわらべ歌というのがあるらしい。実は残酷だったり何かを暗示すると解釈されたりして、意外性があるところがウケるのだろう。今日扱うのは『通りゃんせ』である。歩行者用の青信号の音楽として有名だ。とおりゃんせ、とおりゃん...
弥生以前

弥生のニュータウン

城の起源は弥生時代の環濠集落にあるらしい。なるほど堀に物見やぐらは城郭の基本的な要素だ。今日は教科書でも見たことがある典型的な環濠集落を訪ねよう。横浜市都筑区大棚西に「大塚・歳勝土(さいかちど)遺跡」がある。周囲には港北ニュータウンが広がっ...
明治

祝・横浜赤レンガ倉庫100周年

都市の魅力は歴史が生かされていることだ。初めて東京駅に降り立ったときに思ったのだが、横浜を訪れてさらに思いを強くした。歴史こそ都市の魅力だと。自分で写した下の写真を見て、サンクトペテルブルグかと思った。サンクトペテルブルグなんて行ったことも...
幕末

タブノキは残った

昨年(平成22年)の3月10日、鶴岡八幡宮の公暁の隠れ銀杏という大木が強風で倒れた。ああまた歴史の証人が失われたと残念がったものだが、その後ひこばえが伸び再生が期待できるとのことで安心した。横浜市中区日本大通の横浜開港資料館の中庭に「玉楠(...
戦後

三島由紀夫の愛したマドレーヌ

「宮内庁御用達」はその店のステータスを表しており上品さを感じるが、作家がお好みであったというのも味わい深い。皇室の方々はここの店が好きだと明言することは少なかろうが、作家は好物をはっきりとしかも情緒豊かに表現することができる。私たちも作家に...