gyokuzan

南北朝

永遠の秘仏

お寺の御本尊は本堂の中にいらっしゃる。本堂の中に入って伏し拝みもする。御本尊が秘仏となっている場合もある。秘仏だから見えない。しかしそこに確かな存在を感じる。見えないものが存在するのだ。京都府相楽郡笠置町大字笠置字笠置山の笠置寺に「弥勒大磨...
飛鳥

町名発祥の石

巨石信仰は分かる気がする。迫力が違うのだ。自然が造ったと聞けば不思議だと思うが、神がお造りになったと聞けば納得してしまう。このような場所には何らかのパワーが秘められているに違いない。下の写真を見よ。二つの巨岩が小さな岩を支えている。京都府相...
鎌倉

諸行無常の響きあり

自由になりたいと思ってもなかなかそうはいかない。心配なことはあるし、したいことはあるし、時間もないし金もない。歳はどんどんとっているし胃の調子も悪いし長生きできるか覚束ない。人に生老病死の憂患(うげん)ありである。京都府相楽郡笠置町大字笠置...
室町

中世土民の生きる力

土一揆と百姓一揆はどう違うのだろう。中世と近世で呼び名が異なるだけだろうか。百姓一揆は首謀者が処刑されることが多かったが、土一揆はどうだったのだろう。土一揆の史跡の決定版を訪ねた。奈良市柳生町に「正長元年柳生徳政碑」がある。国指定の史跡であ...
神話

投げ飛ばされた石の扉

神話に興味を持ったのは、集英社の学習漫画『日本の歴史』1原始・大和時代「国づくりの英雄」のおかげかもしれない。戦後歴史学は神話を排除してきたが、この学習漫画は歴史物語として子どもが興味を持てるように分かりやすく紹介していた。天照大神の岩戸隠...
安土桃山

石舟斎が斬った岩

NHKのBS時代劇で『塚原卜伝』をやっていた。BSは契約していないので見てはいないが、評判だと聞く。堺雅人の名演技のおかげか、卜伝その人の人間的な魅力によるのか、判然とはしない。剣豪の人気は剣の腕前以上に、その生き方にある。柳生十兵衛、その...
戦前戦中

山宣ひとり孤塁を守る

左翼がかつての勢いを失って久しい。一億総中流の意識が形成され、社会から階級が消失してしまったせいだろうか。果たしてそうか。階級が見えなくなっているだけではないか。搾取を受けながら搾取されたと思っていないところに本当の不幸が存在するのかもしれ...
明治

宇治と明治大帝

天皇陛下の尊顔を拝したことがある。と言っても、国体の折に来県された両陛下がお車で県庁通りを進まれるのをお見かけしたまでだ。それでも、窓を開けて手を振っていらしたのには感激した。歴代天皇で最も行動範囲が広いのは今上陛下であろう。交通機関の発達...
室町

世界遺産の名水

夏の暑い日に山で湧き水を飲んだことは、眩しいまでに鮮烈な思い出になっている。それほど劇的な状況で水に辿り着いたわけではない。車で通りかかった場所に湧水があり飲めるようにしてあったのだ。ただ喉の渇きと自然の水が飲めるんだなという単純な理由が、...
江戸前期

かたみにつめる峰の早蕨

『源氏物語』は世界最古の長編小説である、とどこかで聞いたことがある。日本人にとっては誇らしいことだが、世界の人々にも共通の認識なのだろうか。日本人でさえ時代によって様々な読み方をしてきた。この物語がどのように受容されてきたかは、それだけで歴...