gyokuzan

平安

南海道第一の難所

古道の魅力は、そこを数多の人々が歩んだことにある。熊野参詣に貴人の一行が列をなし、租税を納める庶民が京へ上り、平曲を語る琵琶法師が地方へ下った道である。人は移動する時、向かう場所への思いを抱いている。数多の思いが通った場所だ。通りきれず留ま...
源平

眼科に駆け込む前に行くところ

伝説ゆかりの地を訪ねると「悪七兵衛景清」によく出会う。「悪」はこの時代の人名に付され、強さや凄さを表すのに使われた。悪左府に悪源太、みんな大河ドラマ「平清盛」に登場した。伊藤忠清を元オリンピックスイマーの藤本隆宏が大きな声を張り上げて好演し...
室町

仮幕府で見たはかない夢

日本史上には三つの幕府が存在したが、権力の頂点のあるはずの征夷大将軍の実力は必ずしも高くなかった。鎌倉幕府では、源頼朝こそ将軍にふさわしい指導力を発揮できたものの、後に続く将軍は飾りに過ぎなかった。「いざ鎌倉」において奉公する対象は北条氏だ...
明治

祖先への崇敬を小学生に語る

AKBなど各地にあるアイドルグループは48なのに、乃木坂は46とやや少なめなのが面白い。結成1年に満たない乃木坂46が、先行諸グループに対抗してどこまで人気を伸ばすのか注目したいところだ。その乃木坂は東京赤坂の乃木神社や旧乃木邸の近くにある...
明治

近代産業が生んだ南朝忠臣

瀬戸内に「日本のエーゲ海」と形容される場所があるが、多島美に燦々と降りそそぐ陽光が確かに似つかわしい。同様な形容に「東洋のマチュピチュ」がある。マチュピチュといえば、ペルーの山岳地帯にあってインカ帝国の遺跡として知られる天空の世界遺産である...
明治

ドイツから輸入した鉄橋

夏は鍾乳洞や坑道跡など地下に涼を求める。鍾乳洞で自然の悠久さに感動するのもよいが、金山、銀山、あるいは銅山跡で人間と産業について考えるのもよかろう。特に銅山は日本の産業革命に大きく寄与した。銅山の歴史は産業技術発達史でもある。地下がいいと書...
平安

高僧のつくった道の駅

坂道を登りながら、こう考えた。人生の坂道には上り坂と下り坂ともう一つ、「まさか」というのがあるという。まさかでまっさかさまではシャレにもならぬが、日頃からの用心に越したことはない。ただ、困っている時に助け人はあるものだ。坂道の途中には旅人の...
神話

神武天皇の皇后さまのお墓

数字13に思いを込めるのは洋の東西を問わない。13日の金曜日を始め西洋では忌むべきイメージがあるが、我が国においては吉数と見る向きが多い。そもそも大阪には「十三」という地名がある。十三参りは、生まれた年の干支が初めて巡ってくる数え年13歳を...
飛鳥

本土決戦、最後の防衛障壁

5月6日に茨城県つくば市付近で発生した竜巻によって大きな被害が発生した。藤田スケールという耳慣れない尺度でF3だという。気象庁もさらに観測の精度を上げていくよう努力するのだろうが、頼りになるのが気象ドップラーレーダーである。八尾市大字服部川...
安土桃山

大仏を焼く者は自らをも焼く

ブログ『紀行歴史遊学』はこの記事で500回となる。史跡を訪ねることで歴史を見つめ、自分の生き方をも考えさせられたような気がする。まだまだ知らないことが多すぎる。先師先哲は歴史を生きた数多の人々その人であった。著名人のみが歴史を動かしたわけで...