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特集

はったい粉パワーで進軍(一ノ谷前史・前)

最近は口にしていないが、「はったい粉」は子どもの頃のおやつでよく食べていた。香ばしさと食欲をそそる色加減、そして、まったりとした食感。ミネラルと食物繊維たっぷり。よくできた食品である。実は何の粉が知らなかったので調べてみると、大麦を焙煎して...
戦後

別府鉄道なごりの大雪

バスに鉄道、飛行機と乗り物には数あれど、鉄道の人気は格別だ。数々の保存車両はそれぞれの施設のシンボル的な存在となっている。蒸気機関車もいいが、実際に走っていた時の記憶がほとんどないので、特にノスタルジーを感じない。それよりもディーゼル機関車...
源平

弁慶の恋人の史跡

歴史に名を残す人物ともなれば、母親にも史跡ができる。本ブログでは役行者、武蔵坊弁慶、蓮如上人、宇喜多直家、それぞれの母の史跡を紹介したことがある。歴史に名を残したのは本人の努力ばかりではない。そういう人物に育て上げた母親の功績でもあったのだ...
南北朝

命の限り、尽くした誠

南北朝の争乱は「一天両帝南北京」、まさに日本を二分する異常事態、皇位を巡る天下分け目の戦いである。ところが、大河ドラマに『太平記』が取り上げられたことがあるとはいえ、歴史ファンの人気はそれほどでもない。その理由として、一つには登場人物が多す...
平安

学問の道は登り道

1月25日は「菅公学生服の日」である。今年1月に発表された。日本記念日協会に登録されているからエビデンスは確かだ。「菅公」は菅原道真公、彼がなぜ学生服と関係するのか。学生服をはじめスクールウェアでトップクラスのシェアを誇る尾崎商事の代表的ブ...
源平

都へ立ち帰ることができたなら

弟が笛なら兄は琵琶の名手、そして父は勅撰集に載るほどの歌詠みである。なんとも文化的な家族であることよ。しかし、明日をも知れぬ境涯は武士の定め、三人とも戦場に散る運命を甘受したのである。兄弟は一ノ谷で討ち取られ、父は壇ノ浦で入水した。高砂市阿...
古墳

待てど暮らせど来ぬ皇子を

額田王をめぐって中大兄と大海人の二人の皇子が争ったというのは、あの有名な「野守は見ずや君が袖振る」「人妻ゆゑにわれ恋ひめやも」の歌からの連想であり、史実としては確認できないそうだ。それでも、そういう筋書きの方が面白いことは確かだ。美女と二人...
江戸後期

研辰(とぎたつ)の討たれ

2008年まで「朝日舞台芸術賞」(朝日新聞社)という舞台作品の成果を顕彰するアウォードがあった。2001年の第1回グランプリに輝いたのは「野田版 研辰(とぎたつ)の討たれ」であった。先年亡くなった中村勘三郎(受賞当時は勘九郎)主演の、平成歌...
神話

人食い魚を退治した皇子

むかし「瀬戸内海に大きな悪魚がいた」という。その大きさは島ほどもあり、船を沈めて人を食ったという。まったく人を食ったような話だが、そこが伝説の面白さだ。姿は『金毘羅参詣名所図会』巻四に収められており、いかにも獰猛で悪さをしそうだ。しかし、よ...
鎌倉

ナムアミドーヤの念仏踊

「宗教」は思索のみでは成立しない。感情の高まりが重要な要素であることを鑑みれば、「音楽」は不可欠なものだといえよう。音楽を聞けば自然に身体が動いてくる。その身体の動きは「踊り」と呼べばいいだろう。踊りによって私たちは神と一体となり、その折の...