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江戸後期

『十三人の刺客』の実像

『十三人の刺客』という映画がある。平成22年にリメイクされた殺陣シーンの凄まじい作品である。SMAPの稲垣吾郎が演じたのが暴虐残忍な殿様、明石藩主松平斉韶であった。だが、この殿様、12代将軍家慶の異母弟ということで諌める者がいない。そこで、...
江戸前期

杖は桜木

塙保己一(はなわほきいち)は江戸中後期の大学者で、『群書類従』の編纂者として著名である。彼には視覚障害があったが、文字は手のひらに指で書いてもらって覚えたという。現在の埼玉県本庄市児玉町保木野の出身である。埼玉県が設置する盲学校は塙保己一学...
特集

詞林の絶唱(柿本人麻呂・後)

朝の連ドラ「花子とアン」が昨日27日で終了した。高視聴率のおかげで花子の友達の葉山蓮子こと柳原白蓮にスポットが当たり、当ブログの記事(白蓮の祖父について)へのアクセスも多くなった。ニュース上では、白蓮直筆の短歌が長野県飯島町、福岡県筑後市、...
特集

詩歌の聖地(柿本人麻呂・前)

報道によると、「ゴルフの聖地」と呼ばれる英国のセントアンドルーズを拠点とする1754年創設の「ロイヤル・アンド・エンシェント・クラブ」が18日、260年にわたり男性だけを会員としてきた規則を見直し、女性に門戸を開くと発表したようだ。今なおそ...
戦前戦中

標準時を明石で迎える

日本標準時子午線が東経135度で明石市と通過することは社会科の時間に習った。明石、明石と聞いたから、法律か何かで「明石市を通過するものとする」などと定められているのかのように思える。ところが、日本標準時には次のような法的根拠があったのだ。明...
江戸前期

仇討成功を祈った梅の木

本日から『柘榴(ざくろ)坂の仇討』(若松節朗監督、浅田次郎原作)の公開が始まった。中井貴一が彦根藩士で大老暗殺の仇敵を追う志村金吾、阿部寛が暗殺に加わった水戸浪士・佐橋十兵衛を演じる。柘榴坂は品川駅の高輪口にある坂で、グランドプリンスホテル...
江戸中期

名水が湧き出すのは亀の口

水なんてどれも同じ、と思っていたが、先日、ご飯を炊くのに水道水を使ったところ、家族に気付かれてしまった。浄水器の水の方が味がいいらしい。水オンチでよく分からないのだが、ドリップコーヒーならどうだろう。味噌汁なら分かるだろうか。カレーでも違う...
江戸前期

造園科の師匠は宮本武蔵

宮本武蔵が人気なのは、その強さはもちろんのこと、「剣禅一如」というべき精神性の高さと、芸術作品に見られる優れた技量による。その芸術の幅は書画にとどまらず作庭にまで及んでいる。本日は武蔵の庭である。明石市上ノ丸一丁目の本松寺の庭園は宮本武蔵作...
江戸前期

明石を建設した殿様

明石といえば東経135度で知られており、市内各地に日時計がたくさんある。日本標準時子午線の通過する明石の日時計は日本で最も正確?なのである。明石ロータリークラブが明石公園内に昭和45年に設置した日時計も、槍先で時を示しつつ知的で美しい風景を...
江戸前期

明石に生きた織田一族

天下人のうち、徳川一族が松平家も含めて最も栄えた。そりゃそうだ。二百数十年の長きにわたって日本を治めたのだから。豊臣一族では備中足守と豊後日出で大名となった木下家が知られる。織田一族はどうだろう。フィギュアスケートの織田信成は信長から17代...