戦後

NIKEへのオマージュ

映画『タイタニック』で、ジャックにいざなわれたローズが舳先で、夕日に染まる大海原を前に両手を広げ、I'm flying.と言う印象的なシーンがある。夢のように耽美な映像だが、数時間後のタイタニックの運命を重ねると、哀切極まりなく感じる。あの...
明治

「壮烈なる戦死」考

先日お墓参りに行った時、ある墓碑に、ビルマ方面で壮烈なる戦死を遂げた、と刻まれているのを見た。「壮烈なる戦死」それは、戦場での死を表現する決まり文句であり、山本五十六大将から一兵卒に至るまで、「壮烈」に亡くなったとされている人は多い。そうな...
幕末

子どもが抱えているのは

文字は情報伝達を目的とする記号である。恥ずかしながら私は、字の拙さをこのように言い訳していた。読めりゃいい、ってわけだ。さりながら、やはり字はうまくなりたいと思う。筆跡は人柄を表すと言うではないか。本日は反省の気持ちを込め、寺子屋での手習い...
南北朝

皇位継承、約束の行く末

平成から令和への改元は、国民こぞって代替わりを祝祭する貴重な機会となった。誰もが天皇陛下のご即位を心より御祝い申し上げ、上皇陛下のますますのご長寿をお祈りしている。今回の譲位は特例とされているが、崩御に伴う自粛ムードがなく経済効果が高いこと...
鎌倉

国境の長い坂道を越えると

助動詞「~だ」は、関西では「~や」であり、山陽では「~じゃ」となる。「味の宝石箱や~!」「味の宝石箱じゃ~!」と、ニュアンスの違いは歴然としている。その境目はどこなんやろ?本日はその場所をレポートしようと思うんじゃ。岡山県備前市三石と兵庫県...
南北朝

幻の天皇奪還計画

ブログ開設以来の総アクセス数が41万を突破しました。ご覧いただいた方々に心より御礼申し上げます。これからもよろしくお願いします。義を見てせざるは勇なきなり。私は子ども会のカルタ大会の練習で、この言葉をおぼえた。その出典が『論語』だと知ったの...
大正

マルジマ・コロンブスと呼ばれた男

日本人はコロンブスが大好きだ。歴史教科書で大航海時代の幕を開けた人物として全国民が学んでいる。志摩スペイン村のコロンブス広場にはコロンブス像が建てられている。「コロンブスの卵」という慣用句は、最初に行うことの至難さという本来の意味ではなく、...
室町

赤ちゃん姿の信長像

織田信長の銅像は全国に10体以上あるといわれ、このブログでも「戦国の覇王は駅前に立つ」で安土駅前の信長像、「戦国聖地巡礼・桶狭間(名古屋市緑区編)」で戦場の信長像を紹介した。長崎の平和祈念像で知られる北村西望も信長像を制作している。馬で疾駆...
安土桃山

徳川に天下を取らせた男

「出たっ」初めて牛久大仏を見たとき、思わず声を発した。巨大仏のイメージが強烈な牛久市に、かつて牛久藩があったことはあまり知られていない。石高1万石の小藩ながら、大名山口氏が幕末まで一貫して治めるという安定感。本日は牛久藩の藩祖、山口重政が出...
江戸前期

俳句が芸術になった場所

絶えで魚荷(うおに)とぶや渚の桜鯛桜鯛が飛ぶように売れてるがな。さすがは春や。これは井原西鶴の句で、在原業平の絶唱「世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし」を本歌としている。桜をしみじみと愛でているのではなく、鯛の美味い季節だか...