奈良

「児童福祉の母」の流刑

「児童福祉の父」と呼ばれる石井十次は、明治24年(1891)、濃尾地震の震災孤児93人を自らの孤児院に受け入れた。この時代からさらに千百年さかのぼると、「児童福祉の母」ともいうべき先駆者を見つけることができる。『日本後紀』巻八延暦十八年二月...
安土桃山

キリシタンの城下町

「以後よく伝わるキリスト教」の語呂合わせのとおり、ザビエル以来キリスト教は宣教師の布教や領主の支援でよく広まり、我が国各地にキリシタンの町が存在していた。本日は、キリシタン大名のうち最も信仰心の強かった高山右近の城下町を訪ねよう。明石市新明...
奈良

「明石」と鹿殺し伝説

明石城は今年、築城400年という節目を迎えた。元和五年(1619)に小笠原忠政が築城した。そして、明石市は市制施行100年でもある。大正八年(1919)に明石郡明石町は市制を施行したのである。本日は明石の周年イベントを祝して、明石の地名発祥...
弥生以前

古瀬戸内湖畔の象

日本史教科書に登場する象は、北のマンモス、南のナウマンゾウである。しかし、我が国の人類史以前には別の種類の象がいたという。アフリカンサファリじゃあるまいし、ゾウが普通に闊歩する我が国の地は、どのような光景だったのだろうか。明石市大久保町八木...
古墳

安らかに眠っている「中の人」

百舌鳥・古市古墳群が世界遺産に登録されることとなった。古墳ギャルのコフィーとともに心からお祝いしたい。というのも、この名作アニメには「ニントクくん」というイケメン前方後円墳が登場するからだ。コフィーもそうだが、一般に古墳と言えば前方後円墳を...
弥生以前

もうすぐ「明石原人まつり」!

ブログ開設以来の総アクセス数が42万を突破しました。ご覧いただきましたこと、誠にありがとうございます。これからも精進してまいりますので、よろしくお願いいたします。今週末の土日に「第28回明石原人まつり」が行われる。地元バンドのコンサートや石...
江戸前期

世界最古の閘門式運河!?

通ったことはないが、パナマ運河は便利だ。地球儀を見て、つくづくそう思う。ただし通航料が3000万円くらいかかるのだという。ご存じのように、水位を調整しながらゆっくりと進む閘門式運河である。ひと手間もふた手間もかかるが、世界最大のショートカッ...
江戸後期

五千石なのに五万石の繁栄

東洋経済新報社によれば、財政健全度第1位は愛知県みよし市だそうだ。名古屋市のベッドタウンとして人口が増え、自動車関連の企業業績が好調なことから、安定した税収を確保できている。市の財政課は鼻高々だろう。古今東西、行政に財源は不可欠である。江戸...
室町

生き残れなかった戦国大名

総理になりそこねた政治家に加藤紘一氏がいる。リベラルな改革派イメージで、その切れ味は多くの国民に期待された。一時期は「プリンス」と呼ばれたものの、内閣打倒が失敗に終わったことで、勢力を大きく後退させることになった。政治家は「常在戦場」とよく...
戦後

渡りきれるか心配な踏切

うちの近くに昔、警報器も遮断機もない踏切があった。堤防の跡地に線路を敷いていたので、踏切の前後が坂になっていた。ある時、思い切り自転車をこいで踏切に上がると、汽車が近付いていて肝を冷やしたおぼえがある。本日は田舎にはあり得ない都会の踏切を紹...