江戸後期

いぼいぼ渡れ、この橋渡れ

幸いなことにイボで困ったことがないから、ありがたみがよく分かっていない。いぼ神様の話である。このブログでも「いぼ神様になった巨勢金岡」「お肌の健康は心の健康」で紹介したことがある。皮膚科のない時代には願掛けしか治療法がなかったのだろう。兵庫...
平安

塵の舞う道を行く人は目をおおう

公私混同、政治とカネ、権力と忖度…。汚職事件の構造は永遠に変わらないかのようだ。菅首相ご長男による接待、首相への忖度、ご長男への便宜供与、と総務省官僚がいろいろと気を遣っていたという。デジタル化を先導する役所であるが、テクノロジーの進展ほど...
戦後

夢千代日記が伝えたかったこと

これまでに観た数少ないテレビドラマのうち、今も記憶に留まる作品がある。吉永小百合さん主演の『夢千代日記』だ。いや松田優作さんが出ていたから、正確に言うと『新夢千代日記』だった。夢千代が読む日記の一節、余情に満ちた前田純孝の歌、山陰の温泉町と...
古墳

リユースされた横穴式石室

我が国には「もったいない」という美徳があり、古来さまざまなものをリユースしてきた。古墳だってそうだ。石棺の石材は板のように加工されて使いやすく、橋として小川に架けられたり、仏さまに加工され信仰の対象となったりした。豊橋市の大塚南古墳(国指定...
江戸前期

開きかけた宝篋印塔

専門家は発掘された土器や苔むした石造物の年代を言い当てる。同じようにしか見えないんですけど、と思って聞けば、デザインが違うのだと言う。「自動車も家電もファッションも、その時代らしさがありますよね。スマホだって古い機種だな、と見分けがつくでし...
弥生以前

曲げられた地層と崇高な理念

復興五輪やらコンパクト五輪の理念で始まった東京オリパラは、「人類が新型コロナウイルスに打ち勝った証として開催する」という。打ち勝ったとはつまり、ワクチンが効けばということだろう。何もかも経費は膨らみ続けている。そんな瀬戸際の状況下で、大御大...
平安

まつとし聞かば今帰りこむ(因幡編)

すず派?アリス派?どっちも派!と書いたのが2017年12月のこと。美人姉妹松風・村雨と在原行平との出逢いを紹介した「まつとし聞かば今帰りこむ」の冒頭である。2020年5月のgooランキングによれば「芸能界一美しい姉妹」第1位は、やはり広瀬ア...
古墳

石舟に眠る二位の尼

「尼ぜ、我をばいづちへ具してゆかんとするぞ。」「君は未知(いまだしろ)し召れさぶらはずや。先世の十善戒行の御力に依て、今万乗の主と生(うまれ)させ給へども、悪縁に引かれて、御運既に尽させ給ひぬ。先づ東に向はせ給ひて、伊勢大神宮に御暇申させ給...
源平

安徳天皇御陵墓(因幡荒舟編)

安徳天皇の御陵墓については、これまで「因幡姫路編」「因幡岡益編」「伯耆中津編」の三本をお届けしている。すべて鳥取県内というのも不思議だが、本日は四か所めの紹介である。大人の都合で命を落とすことになった子どもは数えきれないくらいいるが、安徳天...
江戸前期

箸立伝説と挿し木の近しい関係

コンビニでお弁当を買ったはいいが、箸が入っていなかった。仕方がないから、小枝を箸の長さに折り、表皮を剥がした後によく拭いて使ったことがある。無事にお弁当がいただけたことに感謝し、箸にした枝を地面にさしておいた。数年後に同じ地を訪れると、その...