江戸前期

破却をまぬかれた国宝天守

ブログ開設以来の総記事数が1700に達しました。ご愛読いただき、感謝に堪えません。史跡散策に役立つ情報を提供できればと思っております。今後とも何とぞ、よろしくお願いいたします。興福寺の五重塔が250円で売却されそうになったのは有名な話だ。廃...
大正

文豪が暮らした松江城の堀端

美しい街、殊に城下町の風情は堀川によるところが大きい。堀端の木々には街路樹にない優しさがある。木陰に立ち止まって流れがないかのような水面を見れば、次第に気持ちが潤ってくるのを感じる。同じ木陰でも街路樹の下で行き交う車の流れを見つめたなら、人...
戦前戦中

満州事変、国難時のリーダー

突発した国難に際して首相がどのような対応をするのか、歴史が厳しい目を注いでいる。コロナ禍の安倍首相、東日本大震災の菅首相、えひめ丸事故の森首相、阪神大震災の村山首相。突然到来した危機に困惑し、判断に迷ってうろたえたことだろう。もちろんリーダ...
江戸前期

さんまは目黒に限る(別伝)

目黒のさんま祭りで呑み喰いしたことは、忘れがたい思い出だ。香ばしさに誘われて、すっかり酩酊。第9回の祭りのことである。昨年中止となったのが第25回だから、ずいぶん昔のことになる。祭りの由来となったエピソードは、アーカイブズ「さんまは目黒に限...
南北朝

姫路城以前の霊場的な空間

西のノイシュバンシュタイン城、東の姫路城と並び称されるのかどうかは知らないが、姫路城は我が国が誇るべき世界遺産である。この春に終了したNHK「歴史秘話ヒストリア」の最終回に採り上げられた3つの秘話は、「邪馬台国はいずこに」「姫路城 白き輝き...
弥生以前

西日本縄文村の共同生活

縄文時代は東日本の人口密度が高かったという。縄文人の少ない西日本は、弥生人にとって都合のよい移住先だったのだろうか。うちの家族はすべて弥生系の顔つきなのだが、やはりそのころ移住してきたのだろうか。弥生人がやってくるずいぶん以前、縄文時代早期...
奈良

羽ばたけ、私たちのゴーサマ

お寺の山号は、比叡山延暦寺のように本物の山である場合と、明光山妙勝寺のように嘉字で創作している場合がある。比叡山や高野山などは山の奥にお寺がある。いっぽう、うちの檀那寺もそうだが、まったくの平地にあるのに「○○山」と称する寺もある。むしろ、...
明治

岡山で被災した夏目漱石

『それから』が森田芳光監督によって映画化された時、本気で夏目漱石を読もうかと思った。三千代役の藤谷美和子さんがセピア色に写るポスターが、ノスタルジックで切ない雰囲気をよく表していたのを憶えている。しかし実際には、映画も見なかったし小説も読ん...
江戸後期

出雲街道をゆく(首切峠→四十曲峠)

首の皮一枚でつながっているとは自分のことかと疑心暗鬼になる。実のところ、動脈も神経も切れているから命まではつながっていない。それでもつながる薄皮に希望を託して毎日頑張っているのだが、おいと呼び止められ、お前はすでに死んでいると引導を渡された...
鎌倉

みやこ人たれふみそめて

承久の乱は日本史上最大の画期であるといって過言ではないだろう。源平合戦の頃には、後白河法皇の策略に武士は翻弄されていた。それから三十数年を経て承久の乱の戦後処理では、3人の上皇と2人の皇子の配流、天皇廃位、所領没収という過酷な処分を武士が下...