古墳

5世紀播磨の最先端を訪ねて

遠い将来に21世紀を振り返ると、コロナ禍は時代の画期となっていることだろう。かつて世界恐慌にどう対処するかで二つの潮流が生まれ、歴史が大きく動いたのと同じように、この未曽有の厄災への対応で国の命運は決するのかもしれない。近年注目される中国の...
弥生以前

前方後円墳まであと少し

「自分の入るお墓がない」とか「お墓があるか分からない」という人が、都会にはけっこういるらしい。生活には必要ないから普段は困らないが、人生の終焉後にお墓に入ることはネアンデルタール人以来、人類の伝統となっている。いまどきはお手入れカンタンだと...
戦国

叔父はいかに粛清されたか

北朝鮮の指導者金正恩第一書記が叔父の張成沢(チャンソンテク)国防委員会副委員長を粛清したのは2013年のこと。そのことで権力基盤が強化されるのか、それとも政権弱体化に向かうのか、当時は先がまったく読めない状況にあった。2017年には異母兄の...
古墳

横穴式石室にもパーテーション

人との間に壁を作らないよう心掛けてきたつもりだが、店とか役所では間仕切りのある光景が当たり前になった。おかげで守られているように思えるし、拒否されているようにも感じる。身も心もオープンにできず、信じるよりも疑うことを前提としなければならない...
戦国

八か国守護の頓死

毛利元就と尼子晴久、どちらが中国地方最強か。歴史上の勝者は元就だが、永禄三年に晴久が急死した時、中国地方の要である石見銀山は尼子氏の手にあった。脳溢血が晴久を襲わなければ、また別の歴史があったのではないか。そんな妄想を巡らせながら、晴久の墓...
戦国

月山富田城か富田月山城か

雲州広瀬に「月山(がっさん)」という銘酒がある。出逢ったのはかなり前、岡山駅前商店街で行われた酒の試飲販売会でのこと。すっかり酩酊しながらも記憶に残る味わい深い酒であった。いま路上飲みが問題視されているが、昼間から路上で呑んだくれて解き放た...
江戸前期

明の国書を手にした大名

綾本墨書明王贈豊太閤冊封文(りょうほんぼくしょみんおうぞうほうたいこうさっぷうもん)という国の重要文化財がある。文禄の役の後に秀吉を激怒させたという明の国書である。超大国の威厳を見せつけるかのような堂々とした佇まいを見せている。その内容が秀...
安土桃山

七難八苦はもういらない

憂きことのなおこの上に積もれかし限りある身の力ためさん人生はサバイバル。困難が次から次へと降りかかって俺を試しているぜ。私の闘争心は高まるばかりだ。この歌は熊沢蕃山が詠んだといわれる。願はくは、我に七難八苦を与へ給ヘ艱難辛苦よ、どんどん来る...
戦前戦中

非常時財政を双肩に担う

桜内義雄という外務大臣を憶えている。チェリー発言ばかりが面白おかしく伝えられているが、国連で核軍縮を強く訴えるなど平和外交に徹した人であった。明治生まれ最後の国会議員の一人(もう一人は原健三郎)でもあった。月山富田城を散策していると、その桜...
戦国

お父さんに負けた子の話

家具や姫と呼ばれた久美子社長が父に叛旗を翻して会社の抜本的改革に乗り出したものの、惨憺たる結果となり、会社は人手に渡ってしまった。ヤマダデンキの傘下のもと業績が回復しているというから、かぐや姫の心中いかばかりか。安来市広瀬町富田(とだ)に「...