幕末

鉄馬はいかに鍛えられたか

草莽崛起とかインティファーダとか、民衆の力は歴史を動かす。倒幕が短期間のうちに成功したのも、草の根の抵抗運動があったからに他ならない。幕末が政治の季節になったのは、私塾の林立という教育の普及が一因だろう。大都市に限らず地方で暮らす誰もが勉学...
江戸中期

播美国境で考えたこと

播美国境をいかに越えるか。今も主要ルートは二手に分かれている。一つは太平記の故事で有名な杉坂峠で、中国自動車道が通過する。もう一つは江戸時代になって開かれたという万能乢で、国道179号とJR姫新線が通過する。二つの峠の違いを簡単に説明すると...
幕末

大坂城焼討、資金調達で失敗

倒幕に燃えた浪士を志士と呼ぶかテロリストと呼ぶかは紙一重の差でしかない。維新前の混乱期に多くの志士が非命に倒れた。その中には明治後半から大正期に贈位された者もいる。因循姑息な幕府を倒し新たな世を築くのに貢献したという理由からだ。確かに近代国...
江戸後期

姫君が泊まった宿場町の面影

古い家にガタが来たり、モダンな生活に合わなくなって建て替えられるのは、ごく自然なことである。大切に使っていれば、やがて文化財に指定されるかもしれないが、生活者にとってベストな居住空間かどうかは分からない。一軒ならまだしも町並み全体を昔のまま...
安土桃山

津山と朝鮮の意外な関係

歴史の謎の一つに「秀吉はなぜ朝鮮出兵を強行したのか」というのがある。出兵が失敗に終わり、その後数十年で我が国は鎖国に入ることから、する必要のないまったくの無駄な行いだったかのように思える。しかも韓国との間に外交問題が発生すると、今なお亡霊の...
戦後

糘山ワンダーランド

ブログ開設以来の総アクセス数が68万を突破しました。これも皆さまのお支えのおかげと感謝するとともに、今後も散策のお供となる有益な情報を提供できればと考えております。どうかよろしくお願い申し上げます。津山の旧久米町に「糘山(すくもやま)」とい...
戦後

カビの生えた美しい竹

ストックしておいた野菜にカビを生やすことがしばしばある。ゲゲッと思いながら息をせずレジ袋に封印して捨てる。梅雨の季節はカビの季節。野菜庫の底のほうに置き忘れたものがないか、よく確かめないと。梅雨は「黴雨」とも書くそうだ。梅なら季節を楽しむ余...
弥生以前

1億年前の崖を流れ落ちる水

『ジュラシック・パーク』に出てくるティラノサウルスは、ジュラ紀ではなく白亜紀の恐竜である。その白亜紀の火山活動はそれはもう激しいもので、大規模な火砕流が大地を襲ったようだ。そのころ日本列島はまだなく大陸東縁に位置し、アンデス山脈のようだった...
弥生以前

祝「北海道・北東北の縄文遺跡群」世界遺産登録!

ピラミッド、幻の大陸、そしてストーンサークル。昭和50年代に古代ミステリーとして大人気だった。このブログでも、かつての超古代史ブームを回顧する記事「超古代史『日本ピラミッド』」で紹介したことがある。解けない謎はすべて宇宙人やムー大陸のせいに...
戦国

キャンプ場にある腹切り岩

子どもたちが楽しく活動するキャンプ場に、戦国武将が腹を掻き切ったという岩がある。生と死のあまりにも分かりやすい対比。これを大きなギャップととるか、生死は表裏一体と悟るか。いずれにしろ、子どもらにとっては怪談以外の何ものでもないだろう。島根県...