安土桃山

毛利と宇喜多の美作決戦

人類初のコロナ対策は迷走しながら今に至り、多くの人が懐疑的に感じる中で五輪開催が強行されようとしている。この先どうなるのか誰も予測できない。同じくらい混沌として訳が分からないのが戦国武将の離合集散である。裏切りなんてしょっちゅうで、生き延び...
明治

豪農民権家の底力

不平士族の反乱が失敗に終わり、言論による抵抗、自由民権運動が盛んになった。板垣退助や大隈重信の活躍を見ると、いかにも士族中心に運動が広がったように思える。しかし、運動の真の担い手は豪農であった。明治11年に地方三新法が成立したことで、庄屋ク...
古墳

かまどと古墳の意外なつながり

ソロキャンプがブームだというが、分かる気がする。大自然の中の夕暮れ、焚き火前のチェアにひとり身を任せれば、何がしかの感慨が湧いてくることだろう。それは、人類が何万年も繰り返してきた営みへの敬意かもしれないし、自然と自分との大きさの対比かもし...
戦国

岡山県で一番高所にある山城

日本で一番標高の高い山城は、長野県にある楡沢山(にれさわやま)城とか贄川(にえかわ)城と呼ばれる城で、標高1760mだそうだ。そんなに高くて、城として機能していたのか。敵が攻めるのも自分が立て籠もるのも、どちらも大変だったろうに。本日は岡山...
戦国

人類が戦国の世を終わらせた証し

戦国武将にとって戦いの意義は何だったのだろう。ぐだぐだになってしまった室町幕府の再興だろうか。人類が新型兵器鉄砲に打ち勝った証しだろうか。それとも、当代一流の武将が実力を競い合う平和のための戦闘なのだろうか。支那事変から大東亜戦争にかけては...
江戸中期

よみがえった三日月藩陣屋

「春雨じゃ、濡れてまいろう」傘を差し掛ける舞妓に月形半平太が言う。半平太は播州三日月出身で…と聞いたら、そうかなと勘違いするくらいに時代劇に似つかわしい名称の「三日月藩」。かっこいいのは藩名だけではない。この堂々とした建物を見よ。訪れたのは...
戦前戦中

満州某重大事件の真相

日本を敗戦へと導いてしまった昭和天皇が戦後、後悔の念を吐露したのが張作霖爆殺事件であった。田島道治宮内庁長官の「拝謁記」によれば、「考へれば下剋上を早く根絶しなかったからだ。田中内閣の時ニ張作霖爆死を厳罰ニすればよかつたのだ。あの時ハ軍でも...
幕末

鉄馬はいかに鍛えられたか

草莽崛起とかインティファーダとか、民衆の力は歴史を動かす。倒幕が短期間のうちに成功したのも、草の根の抵抗運動があったからに他ならない。幕末が政治の季節になったのは、私塾の林立という教育の普及が一因だろう。大都市に限らず地方で暮らす誰もが勉学...
江戸中期

播美国境で考えたこと

播美国境をいかに越えるか。今も主要ルートは二手に分かれている。一つは太平記の故事で有名な杉坂峠で、中国自動車道が通過する。もう一つは江戸時代になって開かれたという万能乢で、国道179号とJR姫新線が通過する。二つの峠の違いを簡単に説明すると...
幕末

大坂城焼討、資金調達で失敗

倒幕に燃えた浪士を志士と呼ぶかテロリストと呼ぶかは紙一重の差でしかない。維新前の混乱期に多くの志士が非命に倒れた。その中には明治後半から大正期に贈位された者もいる。因循姑息な幕府を倒し新たな世を築くのに貢献したという理由からだ。確かに近代国...