奈良

鉱山で起きた奇跡の物語

2010年に南米チリの鉱山で落盤事故が発生したが、69日後に33名全員が救出されるという奇跡があった。仲間たちの名簿を作り、18日目に生存が確認されるまではわずかしかない食料を配給で分け合ってしのいだという。我が国でも大正15年に現在の福島...
江戸中期

名門土岐氏が領した棚田

土岐氏は美濃源氏の名族だったが、頼芸(よりのり)の代に没落する様子が大河『麒麟がくる』で描かれていた。演じたのは尾美としのりさん。人のいい文化人だったから悲劇的な最期を迎えることなく、子孫は旗本として続いたという。一族には近世大名となる者も...
奈良

駅を誘致した和気清麻呂

「我田引鉄」という揶揄の句があるように、鉄道の敷設と駅の設置に政治家が果たした役割は大きい。岐阜羽島駅は大野伴睦センセイ、上越新幹線の浦佐駅は田中角栄センセイのおかげだと、まことしやかに語られている。近年も獣医学部の設置に際して、首相とのお...
安土桃山

南蛮に消えた武将と幻の城

異才ダンス集団コンドルズのメンバー小林顕作さんは、Eテレのオフロスキー役のほか、大河『真田丸』で明石掃部を演じたことでも知られている。その明石掃部は大坂夏の陣で敗北し、討ち取られたとも逃げおおせたとも言われているが、このような話もある。17...
鎌倉

風呂で疲れをいやした瓦職人

「幸せとは何か」この崇高な問いに、「お風呂に入ること」と答えても何ら差し支えないし、むしろ共感する人が多いだろう。暑い夏に汗を洗い流す爽快感、寒い冬に冷えた体を温める抱擁感。風呂でなければ得られない幸福感がそこにあるのだ。土石流で被災した熱...
鎌倉

東大寺を、取り戻す。

改築前は土葺きの瓦屋根だった。今はスッキリ見えるガルバリウム鋼板にして断熱材を入れているが、もしかすると土葺きのほうが涼しいのかもしれない。近年、瓦の流通量は下落傾向にあるという。地震や台風の被害映像から災害に弱いというイメージが広がった。...
弥生以前

神の代から続く石灰岩の景観

石灰岩がつくり出す美しい景観が、3億5千万年の旅をしてきたと知って驚いた。Mine秋吉台ジオパークの資料によれば古生代石炭紀、この石灰岩は海底火山の周囲にできたサンゴ礁だったという。場所は1万数千キロ離れた、もっと赤道に近い暖かい海だった。...
江戸後期

水は野土路に限る

峠の頂で道に寝転がり空を見上げたことがある。空に吸はれし十五の心なら絵にも歌にでもなりそうだが、そんなに若くはなかった。車がめったに来ないからこそできた、ちょっとした思い出づくりである。自分はどこから来て、どこへ行くのか。先のことなど考える...
神話

蒜山は高天原だった!

「もう、スサノオったら。ほんとにひどいわ。」怒ったアマテラスが天岩戸に引きこもると、世の中は真っ暗になってしまいました。「これはいかん。なんとかせんと。」困った神々は相談して、アマテラスを誘い出す作戦を立てました。岩戸の前で呑めや歌えやの大...
戦国

真庭市北部の城砦4選

源平藤橘、我が国を代表する名族の子孫は今も各地で活躍しているのだろう。NHK『ファミリーヒストリー』では、著名人のご先祖様に歴史上のすごい人物が登場することがある。そのような家系図が残されているのかもしれない。近世身分制社会にあっては家柄は...