源平

神戸が首都になった時

幻の都,それに相応しいのが福原京である。驕る平家の象徴であったり,中国との関係を強化しようとした清盛の夢であったり,見方は様々である。それだけにどこに在ったのかが気になるところだ。神戸市兵庫区荒田町3丁目の荒田八幡神社に「安徳天皇行在所址」...
明治

遅かった義挙

幕末の三大義挙とは,生野の変,天誅組の変,天狗党の乱である。いずれも尊王攘夷の旗印の下で起こされた出来事で,明治維新の先駆けをなすものとして評価されている。さらに遡って,桜田門外の変でさえも義挙と呼ばれることがある。岡山市東区沼に「津下家之...
神話

泉湧く和泉国

地名の由来としてこれほど分かりやすいものはない。泉が湧くので「いずみ」。「いずみ」を二字の嘉名で表すよう律令政府から命じられたことにより,「泉」に「和」の雅字を付け加えて「和泉」となった。和泉市府中町6丁目に「泉井上(いずみいのうえ)神社」...
江戸中期

和泉伯太藩ここにあり

名族の流れを汲むことは武家の誇りであり,祖先の名を汚さないことが行動規範であった。事実かどうかは別として,誇らしい系図が作成され,その内容が信じられてきた。和泉市伯太町4丁目に「伯太營址碑」がある。付近に「旧伯太藩武家屋敷」もある。伯太(は...
安土桃山

帰りたいと言った石

帰りたいと言って泣くので元の場所に戻したら泣き止んだ,という石の伝説を時々聞く。今日紹介する話もそれに少し似ている。姫路市香寺町田野に「岩帰大明神」がある。御神体は,腰掛けるのにちょうど良い大きさで「岩帰さん」とも呼ばれる岩である。下の病気...
江戸前期

赤い山門,赤いポンプ

インゲン豆は,隠元和尚が江戸時代に中国から日本へもたらしたと言われている。もちろん和尚は豆を伝えに来日したのではない。禅宗の一派,黄檗宗の開祖として有名な禅師である。姫路市香寺町須加院に「瑞雲山常福寺」がある。隠元の弟子・実伝和尚が開いた黄...
古墳

入れない播磨の石舞台

石舞台古墳を歴史の教科書で御覧になったことがあるだろう。よくぞ名付けた石舞台。その名の通りの姿である。大きな石のお墓なのかと誤解していた。もともとは墳丘のある,立派な古墳だったのだ。姫路市香寺町須加院に「宮の前古墳」がある。姫路市指定文化財...
南北朝

播磨南朝哀史

日本人は哀しい話が好きだ。そして貴種流離譚が好きだ。高貴な御方が華やかな都でその幸せな一生を終える。それは,それ以上のものではない。しかし,貴人が鄙びた土地に倒れる,とくれば,「なぜ」と問いたくなるのが人情であろう。姫路市香寺町須加院に「親...
戦後

雉さんチームがんばれ!

岡山といえば桃太郎だ。桃太郎は,猿,犬,雉をお供として連れている。桃太郎伝説は各地にあって本家争いもあるようだが,銘菓「吉備団子」の知名度によって岡山が抜きん出ているように思える。本日,岡山市北区いずみ町の桃太郎スタジアムで「ファジアーノ岡...
神話

鳥居の先に神社がない?

平安時代の延喜式神明帳に記載された神社は,古くから祀られ地域の人々の崇敬を集めており,後世になって「式内社」として社格を誇るようになった。姫路市香寺町須加院に「田川神社」がある。「式内」「郷社」と社格も示されている。一の鳥居と社殿との間には...