古墳

日本最大の古墳を歩く

といっても仁徳陵ではない。墳丘を歩ける古墳としては日本最大である造山(つくりやま)古墳である。天皇陵も含めると全国4位の大きさだ。築造時は日本一だった可能性もある。いったい被葬者は誰なのか。「造山古墳」は岡山市北区新庄下にある。近くに同訓の...
古墳

日本発祥の地

継体天皇は天皇家の実質的な初代王という見方がある。皇統断絶の危機に伴い越前から畿内に入ってきた,あるいは応神天皇5世の孫であるという記紀の記述から,実際には王朝交代があったのではという考えである。いずれにしても古代における歴代大王の画期をな...
安土桃山

日和見こそ生きる力

日和見といえばいい加減なイメージがあるが,戦国の世を生き抜くためには,そのくらいの柔軟性はあってよい。節を曲げずに大義に殉じるのは美しい生き方かも知れぬが,滅んでしまえばお終いだ。八幡市八幡南山の八幡洞ヶ峠交差点に「筒井順慶陣所跡」の石碑が...
古墳

日韓友好の墳墓

古代の文明開化は朝鮮半島よりもたらされた。中でも“漢字”と“儒教”は日本文化形成の根幹を成す重要な素材である。それを伝えたとされるのが王仁(わに)である。枚方市藤阪東町2丁目に大阪府指定史跡の「伝王仁墓」があり,石碑には「博士王仁之墓」と刻...
戦前戦中

禁野大爆発

各地で平和の日が制定されている。東京都は3月10日,岡山市は6月29日,長崎市は8月9日など,多くの場合,太平洋戦争末期の被害に因むものである。これに対し,3月1日の「枚方市平和の日」は,太平洋戦争前の昭和14年の出来事に由来する。枚方市中...
平安

朝鮮半島ゆかりの天皇

今上陛下は平成13年の誕生日前の記者会見で「私自身としては,桓武天皇の生母が百済の武寧王の子孫であると,続日本紀に記されていることに,韓国とのゆかりを感じています」とお話しになった。今回は,桓武天皇と百済との関係を示す史跡を探してみた。枚方...
平安

絶えて桜のなかりせば

夕陽が美しいのは,まもなく沈んでしまうからだ。人が精一杯生きるのは,限られた命を大切にするためだ。そして,桜が美しいのは散りゆくがゆえだ。枚方市渚元町に「渚院址」があり,フェンスで保護されている。ここで,かの名歌は詠まれたのであった。『伊勢...
鎌倉

地上の星,地上の橋

都市部に暮らしていると,天の川は遠い存在である。もう何年も前のことだが,街の灯りが邪魔しない山間部で天の川を目にした時には随分感心したものだ。天の川にかささぎが群れ集まって橋となり,牽牛と織女との橋渡しをするという伝説は,絵になる美しさだ。...
明治

明治天皇のデビュー

明治の御代は,良きにつけ悪しきにつけ大発展の時代である。その意味で明治天皇は「大帝」と呼ばれるに相応しい。その大帝のデビューは,旧幕府へのデモンストレーションであった。枚方市三矢町の淀川左岸水防事務組合の構内に「明治天皇御晝餐所」の石碑があ...
江戸中期

国防の先人

時代遅れの人は珍しくもないが,時代より先に進んだ人は歴史に名を残す。時代に先んじていることは後世の人が判断するのであって,その名誉を存命中に享受することはできない。仙台市青葉区子平町の金台山龍雲院に「林子平墓」があり国指定の史跡となっている...