室町

全国デビューの籠城戦

石の矢じりや土をこねて作った食器、あるいは木の板に産地や数量を記した荷札、さらには石棺に納められている鏡などの副葬品…。これらは後世の人々に見てもらおうとして埋めたわけではない。それが考古学の発掘品だ。逆に見てもらおうとして埋めたもの、ねつ...
江戸後期

聡明で俊敏なお殿さま

「聡明」や「俊敏」は人への形容としては最高レベルだろう。だから、そのように育ってほしいと願い、親は子どもの名前にその文字を用いる。自分の名前に聡明俊敏の4文字がない諸氏も、この神社にお参りすれば、今まで隠れていた能力が発現すること間違いなし...
明治

明治帝の大本営となった小学校

明治天皇はつくづく偉大だと思う。日本の近代立憲国家の確立と帝国陸海軍の発展を一身で体現されているからだ。天皇は役者でなくてはならぬ。偉大な君主を演じるのであって尊大であってはならない。臣民が期待する人物、つまりは人格者でなくては務まるまい。...
室町

キツネの妖怪をめぐる物語

「げんのう」なら知っていた。うちにもあるデカい金槌だ。それが有徳のお坊さまの名に由来し、そのお坊さまの割った石が日本各地へ飛び散り、その石に変化していた妖怪は美女となって上皇をだまし、古くはインドや中国でも悪行を重ねていた三国伝来の妖狐だっ...
幕末

藩主、自らの城を攻める!

勢力が二分された際にどちら側につくかは大問題だ。去就の如何によってはお家存続は危うい。南北朝でも関ヶ原でも数多くの大名が滅亡している。幕末とて事情は同じこと。勤王か佐幕かで大名は動揺した。もっとも両者は対立する概念ではなく、江戸時代を通じて...
鎌倉

名門中の名門伝説

御落胤伝説というのがある。その子が出世できたのは落胤だったせいだというし、ばれないように証拠は残さなかったともいう。調べてみると源頼朝の御落胤との噂がある武将はけっこういるものだ。有名なところでは島津忠久、そして大友能直、さらに今日の史跡に...
鎌倉

排斥されなかった関東遺老

名族とは長く続いた家系のことだ。公家の藤原氏一族はその典型であるが、むしろ幾度もの戦乱を経験した武家にこそ、名族との冠称はふさわしい。鎌倉から南北朝を経て室町、戦国と動乱の中世において家名を存続させたことに価値がある。結城市大字結城(浦町)...
江戸後期

古墳に似て非なるパワースポット

こんもりとして形が整った丘であれば誰でも古墳だと思うだろう。山でさえ四角錐になっていれば日本のピラミッドとミステリー扱いされるくらいだ。今日は埼玉県にある古墳ではない古い塚の話である。埼玉県比企郡小川町大字上横田に「行人塚塚群」がある。つい...
江戸前期

旗本になった武田氏

勝頼自害してのち、武田の子孫は長く絶えにけり。天目山の戦いで戦国大名武田氏は滅亡する。ライバルであった上杉氏は近世大名として存続するが武田氏は歴史の舞台を去る。しかし幕藩体制の中で存続した武田一族もいたようだ。今日紹介するのは旗本の武田氏で...
明治

革命の号砲

町内にある半鐘は、訓練の際にはゆっくりと、すわ一大事というときには早鐘に鳴らされる。もっとも、このところ幸いにも火災はなく、すっかり消防署まかせになって、半鐘の音を聞いたことがない。それだけに半鐘の乱打なんぞ聞こうものなら腰を抜かすかもしれ...