鎌倉

承久の乱発祥の地

吉川弘文館が『敗者の日本史』シリーズを刊行している。ある意味、歴史は勝者のものであり、敗者は不当に貶められている面がある。敗れし者といえども、ポリシーなり志を抱いて人生をかけて争ったのだから、人の生き方として肯定的に評価すべきであろう。勝者...
江戸中期

忠ならんと欲すれば孝ならず

「講釈師 冬は義士夏はお化けで 飯を食い」というそうだが、今年も忠臣蔵の12月14日となり、各地でイベントが行われた。赤穂市での「赤穂義士祭」、笠間市での笠間義士会によるパレード、鎌倉市浄明寺での「義士茶会」などである。9日には三次市で三次...
平安

慈愛深い皇后陛下

皇后陛下は国母陛下とも呼ばれ、慈母、いつくしみ深い母親のイメージがある。今月11日には都内の美術館を訪れ、ねむの木学園の美術展を鑑賞された。どのような時も笑顔を絶やさず御公務に臨んでおられるのは、それが国民の励みになると願われてのことだ。申...
戦前戦中

たきびだたきびだ

移動販売をする業者は「来たよー」と知らせるメロディを持っている。昔の豆腐売りのラッパ、今ならパン屋さんがそうだ。♪かきねのかきねのまがりかど…♪とは有名な童謡「たきび」である。とてもリズムが良いので口ずさみやすい。最近このメロディがうちの近...
江戸前期

天下一の歌舞伎役者

今月5日に歌舞伎役者の十八代目中村勘三郎が亡くなった。私は歌舞伎ではなく『元禄繚乱』などテレビで活躍する姿ならよく知っている。だから勘九郎のほうがピンと来るのだが、名優として今後に期待されていただけに誠に惜しい限りである。ラジオで聞いたこと...
室町

行方知れずの菊水

「菊水」といえば、‘ちょいと出ました私は’の「河内屋菊水丸」か「ふなぐち菊水一番しぼり」という酒缶に思えてならない。それでもやはり「菊水」は、大楠公をはじめ楠木一族の紋所であり、忠君愛国を象徴する紋様である。デザインとして流麗で気品がある。...
戦前戦中

サクラ模様の女学校

今年6月のこと、NASA(アメリカ航空宇宙局)が“Mickey Mouse Spotted on Mercury!”ということで、水星探査機メッセンジャーが撮影した画像を公開した。大きめのクレーターの上部左右に小さなクレーターが並び、ミッキ...
室町

一休さんの子ども

一休さんといえば、ポク、ポク、ポク、チーンである。とんちで見事に難問を解決してみせるのだが、よく言えばとんちで、下手をすれば屁理屈と言われかねない。あんな小生意気な小僧が大人になったらどうなるのか。一休宗純、臨済宗の高僧となる。高僧とはいえ...
江戸前期

名門里見氏の終焉

高知県に「高知龍馬空港」がある。正式には「高知空港」なのだが、愛称として坂本龍馬の名前を組み込んでいる。略称が愛称となるのはよくあるが、わざわざ画数の多い二文字を入れたところがユニークだ。確かに「高知といえば龍馬ぜよ」とPRとして効果がある...
南北朝

後醍醐天皇の上陸

戦いに敗れエルバ島に流されたナポレオンは、戦後処理の混乱のすきに島を脱出、カンヌに上陸した。1815年3月1日のことである。パリに向けて進撃するナポレオンを、民衆は「皇帝陛下万歳」と歓呼の声で迎えたという。百日天下(Cent-Jours)の...