江戸前期

天下一の歌舞伎役者

今月5日に歌舞伎役者の十八代目中村勘三郎が亡くなった。私は歌舞伎ではなく『元禄繚乱』などテレビで活躍する姿ならよく知っている。だから勘九郎のほうがピンと来るのだが、名優として今後に期待されていただけに誠に惜しい限りである。ラジオで聞いたこと...
室町

行方知れずの菊水

「菊水」といえば、‘ちょいと出ました私は’の「河内屋菊水丸」か「ふなぐち菊水一番しぼり」という酒缶に思えてならない。それでもやはり「菊水」は、大楠公をはじめ楠木一族の紋所であり、忠君愛国を象徴する紋様である。デザインとして流麗で気品がある。...
戦前戦中

サクラ模様の女学校

今年6月のこと、NASA(アメリカ航空宇宙局)が“Mickey Mouse Spotted on Mercury!”ということで、水星探査機メッセンジャーが撮影した画像を公開した。大きめのクレーターの上部左右に小さなクレーターが並び、ミッキ...
室町

一休さんの子ども

一休さんといえば、ポク、ポク、ポク、チーンである。とんちで見事に難問を解決してみせるのだが、よく言えばとんちで、下手をすれば屁理屈と言われかねない。あんな小生意気な小僧が大人になったらどうなるのか。一休宗純、臨済宗の高僧となる。高僧とはいえ...
江戸前期

名門里見氏の終焉

高知県に「高知龍馬空港」がある。正式には「高知空港」なのだが、愛称として坂本龍馬の名前を組み込んでいる。略称が愛称となるのはよくあるが、わざわざ画数の多い二文字を入れたところがユニークだ。確かに「高知といえば龍馬ぜよ」とPRとして効果がある...
南北朝

後醍醐天皇の上陸

戦いに敗れエルバ島に流されたナポレオンは、戦後処理の混乱のすきに島を脱出、カンヌに上陸した。1815年3月1日のことである。パリに向けて進撃するナポレオンを、民衆は「皇帝陛下万歳」と歓呼の声で迎えたという。百日天下(Cent-Jours)の...
源平

以仁王の思いとその後の歴史

東京の首長経験者と大阪の首長が大同団結して、第三極となる政治勢力勢力を築き上げようとしている。雲間から一瞬の陽光を放った「太陽の党」とはいったい何だったのか。日本維新の会に合流したことで、大阪の人の笑いのネタにならなくて済んだ。歴史を変えよ...
幕末

日本海のお台場

ゆりかもめに乗って橋を渡ると、そこはお台場。お台場といえば、アクアシティお台場でありダイバーシティでありフジテレビである。トレンドの先端を行く場であって、我が国の繁栄ここに極まれり、である。東京に住んでいた頃、下宿のトイレからレインボーブリ...
戦前戦中

ウラシマ効果のすべり台

亜光速で移動すると時間がゆっくり進むため歳を取らないのだそうだ。これをウラシマ効果という。これを正しく理解するためには相対性理論を知らなくてはならないが、手が付けられないでいる。やはり、ここはおとぎ話の浦島太郎がよろしいようで。横浜市神奈川...
室町

だけども問題は今日の雨、みのがない

外出先でのことである。急な雨に降られたが、あいにく傘がない。困って近くの民家を訪ね、「申し訳ありませんが、傘を貸してくださいませんか」と頼んだ。すると若い女性が出てきて、だまって新聞記事を差し出す。そこには「都会では自殺する若者が増えている...