特集

鳩山総理の殿様(三浦氏・後)

「日本には謎の鳥がいる。正体はよく分からない。」から始まる秀逸なコピペがあった。中国から見ると「カモ」、日本国民は「サギ」だと思っているが、鳥自身は「ハト」だと主張しているというヤツである。昔でいえば落首のようなもので、権力者への皮肉が見事...
特集

東国の武将、西国で栄える(三浦氏・先)

昨年の大河ドラマ『平清盛』に三浦義明が登場した。ハードボイルドな菅田俊が演じた義明は伊豆に配流されている源頼朝に蹶起を促していた。鎌倉幕府創設に大いに貢献することとなる三浦氏は子孫繁栄し、各地で武門の流れを伝えている。三浦半島に本拠を置く三...
平安

清和源氏の聖地

アルジェリアではテロリストの掃討作戦が邦人を含む多数の犠牲者を出して終わった。隣国のマリでは北部を実効支配する反政府勢力にフランス軍が攻勢をかけている。砂漠の中での戦いである。水の確保はどのようにしているのだろう。水がなくては戦はできぬ。羽...
江戸中期

柳沢吉保善玉論

一生のうちに530万円の年収を15億1200万円にするには、よほどの商才を発揮するか、6億円宝くじを2、3本当てるしかない。昔は戦争成金なぞいたようだが、この平和で低成長の時代に何ができるというのか。権力と結びついて出世を遂げてみるか。大借...
平安

母の忌日をばせざりけり

「前九年の役」「後三年の役」は対になって記憶される用語である。中国では「前漢」「後漢」、ヨーロッパでは「前ポンメルン」「後ポンメルン」などが知られている。歴史用語なら時間上の位置を表すが、地名なら空間関係を表す。話を大きくしておいて急に引っ...
江戸中期

元禄の政僧は怪僧ではなく名僧

ピース又吉はお笑い芸人であって読書人である。『第2図書係補佐』を読むと、才人とはこういう人のことだとよく分かる。その又吉が、最近話題のドラマ『大奥~誕生』で演じたのが、隆光であった。場面は、道行く母娘を呼び止めた僧侶が「この娘はいずれ高い位...
平安

走り出したら止まらないぜ

武士の棟梁といえば、賜姓皇族の源氏と平氏である。源氏のうち武門として最も栄えたのは清和源氏であり、清和源氏のうち最も栄えたのは河内源氏であった。その河内源氏こそ、後世の武家社会において憧憬の的となった名門中の名門である。大阪府南河内郡太子町...
安土桃山

五右衛門の悔しい思い

また、大河ドラマの話だが、呂宋助左衛門を主人公にした『黄金の日々』は欠かさず見ていた。今から考えると、よくそんなマイナーな人物が主人公になったのか不思議なくらいだが、時代が安土桃山で登場人物に不足はないので、毎週楽しみだった。助左衛門は今の...
飛鳥

我が国初の右大臣を偲ぶ

平氏は壇ノ浦の戦で滅んだというが、平清盛の異母弟の頼盛は生きながらえている。大河ドラマの最終回で、鎌倉へ下向している頼盛が源頼朝のことを「鎌倉殿」と呼ぶシーンがあった。同じ一族とはいえ、当然、様々な生き方はある。蘇我氏も同じだ。大化の改新は...
鎌倉

馬子のいない太子なんて

聖徳太子はいなかったと論じる向きがあるが、蘇我馬子がいたのは確かだろう。ならば、太子の業績とされていたのは馬子の事績ということになる。馬子にも衣装というが、どのような衣装を身に付けていたのだろうか。意味不明な話になってきたので、本論に入りた...