江戸中期

目の病を治した井戸

講談を生で聞いたことがないが、張り扇で釈台を調子よく叩いて、見てきたような嘘をつくらしい。嘘であろうが、本当のように聞こえて面白ければ、聞く価値があるというものだ。赤穂義士を扱った演目も多いが、その中に『神崎の詫証文』というのがある。今日は...
平安

和泉式部の雨宿り

シダレグリには伝説がつきもののようだ。長野県上伊那郡辰野町では弘法大師が栗の実を分けてくれたお礼にと枝を垂らしたという。岡山県真庭郡新庄村では後鳥羽上皇が箸に使った栗の枝を逆さに挿したものが枝垂れ栗となったという。相生市若狭野町雨内に「和泉...
江戸前期

赤穂で続いていた浅野家

元禄14年(1701)の浅野内匠頭(たくみのかみ)の殿中刃傷事件により、赤穂藩はお取り潰しとなった。家老・大石内蔵助は内匠頭の弟・大学によるお家再興を期待していたが、それもならず、同志とともに討ち入りに及ぶ。大学は広島の浅野宗家にお預けにな...
江戸後期

15歳の少年を描いた絵馬

吉川弘文館のシリーズ『敗者の日本史』が面白い。皇位をうかがったという道鏡を扱った巻が最近発売された。道鏡は勝者から見事に敗者に転落した典型的な人物である。しかし前回の配本のテーマである赤穂事件では、誰が勝者だったのか。そして敗者は誰だったの...
幕末

ひょうたんなまず総理大臣

学業成就は若い人の切実な願いである。それで、菅原道真を祀る神社が各地にあるのだ。いや、道真公だけでは手が足りないらしく、各地を巡っていると、橘逸勢、僧契沖、藤田東湖も学業成就に効験あらたかだと分かった。今回は、学問の神様リストに阿部正弘公を...
江戸前期

武蔵と養子の三木之助

大河ドラマの視聴率がいつも話題になる。当の脚本家や演出家にとっては気が気でないだろう。「平清盛」は散々だといわれたが、よくぞあそこまで描いてくれたと私は感謝している。「八重の桜」も伸び悩んでいるという噂が聞こえてくるが、佐幕派の頑張りに期待...
江戸前期

福をもたらした郷土開発の父

広島県福山市の市章はコウモリの形をしている。黒いコウモリのシルエットはハロウィンを思い起こさせるが、もちろん関係がない。コウモリは漢字で「蝙蝠」と書くが、その「蝠」は縁起のいい「福」に通じるとされる。さらにコウモリのシルエットを「山」という...
平安

毒蛇が僧侶に変身

山陽道といえば山陽自動車道のことで、京阪神方面から山陽の主要都市を貫いて九州へと向かう日本の大動脈である。これができる前には国道2号がその役割を果たしていた。さらに遡ると江戸時代にも山陽道はあった。今でも宿場町の名残が残っている場所がある。...
戦後

人と自然が織りなす風景

自然の中で草木など緑色をしたものが、幾何学的な形をしていると目を引く。出雲平野にある長方形に見える屋敷林もその一つだ。ずいぶん前に資料だけは購入して知っていたのだが、実際に見たことがなかった。それから十数年、一昨年にやっと現地を訪れ写真に収...
戦後

衝撃のロシアの隕石

隕石が落ちるのはよくあることらしい。小さなものなら燃え尽きるだけなのでニュースにならない。しかし、今回は違う。15日午前9時23分にロシアのウラル地方で隕石が落下した。直径17m、質量1万トンだという。しかも、隕石の落ちるのが映像で記録され...