安土桃山

三本の矢の一本

大河ドラマ『八重の桜』で西郷隆盛をしているのが吉川晃司である。これがなかなか重厚ないい雰囲気を醸し出している。吉川晃司の御先祖様は吉川元春だという。ということは、どちらかといえば長州藩に近い血筋だが、薩摩の大物を演じている。今日は吉川元春の...
江戸中期

祝・富士山世界文化遺産登録!

富士山の世界文化遺産登録が円満に決定した。最初に富士を見たのは新幹線からだった。浜松を過ぎてしばらくして、前方に何か見える、と思っていたらそれが富士だった。万歳を叫びたくなるが、それもできず大人しくしていた。それから後に飛行機に乗るようにな...
戦前戦中

大名庭園で平和を考える

大名庭園は日本の代表的風景である。自然の美しさを凝縮した景観を歩いて巡る回遊式庭園は、天下泰平を謳歌した近世大名の富の象徴である。ここに遊ぶ贅沢が、今では庶民に開放されていることに思いを致すだけでも、平和と民主主義の息吹が感じとることができ...
奈良

聖武天皇の歯を埋めた場所

東京都国分寺市には武蔵国分寺跡がある。栃木県下都賀郡国分寺町は合併で消滅したが、ここには下野国分寺跡がある。香川県綾歌郡国分寺町も同じく今はないが、讃岐国分寺跡がある。自治体名となるくらいだから、地域のシンボルとしての役割は大きい。東広島市...
江戸後期

近代合理主義の先駆者

大阪府が主催する国際文化賞に「山片蟠桃賞」がある。第24回の受賞者はピーター・コーニッキー氏というケンブリッジ大学の教授である。江戸時代の書籍文化に詳しい方のようだ。日本人でさえ知らないことが多いのに、誠に立派な英国人であることよ、と敬服す...
安土桃山

宮本武蔵生誕地論争

歴史には謎があって、様々な説が飛び交うから面白いのである。宮本武蔵の生誕地については、作州説と播磨国米田村説との論争に隠れた感のある、播磨国宮本村説を実は有力ではないかと以前に紹介している。穏やかな場所で雰囲気が良い。「山また山という言葉は...
江戸中期

播磨の治水と小田原藩代官

「治水治国」水を治める者が国を治めるのである。水害から民を守り、灌漑によって大地を潤し、豊かな実りを得る。大は四大文明の母なる大河から、小はうちの近くの田んぼに水を引く用水路まで、水のコントロールが農業振興の基本原理である。今日は、村人から...
神話

シーボルトも見た謎の浮石

「浮石」という面白いモニュメントが登米市の「かがの公園」にある。なんでも1.9トンもある巨大な球形の石がクルクル回りながら流れ出る水の上に浮いているという。パスカルの原理を応用しているらしいが、よく分からない。おそらくはテコの原理みたいなも...
江戸後期

父の愛情と景勝の地

うちの近くに「汐見(しおみ)橋」というのがあった。なんでも昔は海が見えたので、そう呼んだらしい。今は干拓によって海は遥か彼方になった。海の見える風景は山の見える風景と同等ではない。海はどこまでも続いている。果てのない風景なのだ。高砂市竜山一...
飛鳥

空鉢という画期的な取引

仙人は霞を食らって暮らすだとか、久米仙人は女性の生足に目が眩んで墜落したとか、仙人にはけっこう面白い話が多い。道教を極めた達人で羽化登仙(うかとうせん)などの仙術を操ったといわれるが、本朝の長き歴史にもそれほど登場するわけではない。高砂市竜...