江戸中期

漢方薬になった白蛇第一号

シマヘビならうちの近くにもいた。今もいるのかもしれないが、子どもの頃のように地面を見ながら歩かなくなったので、最近は見たことがない。見て気持ちの良いものではない。ヘビの抜け殻は財布に入れるとよいと聞かされていたので、やはり何か特別な存在なの...
江戸中期

錦帯橋を渡りけるかな

岩国市の恒例行事に「錦帯橋まつり」がある。今年も4月29日に36回目のまつりが行われた。中でも錦帯橋を渡る大名行列は圧巻だ。アスファルトの舗装道路を歩くのとは風情が違う。岩国藩の石田流砲術の伝統を伝える鉄砲隊の演武も迫力がある。さらに注目し...
安土桃山

一門の名を揚げそうろう

三木の干殺し、鳥取の飢(かつ)え殺しは、豊臣秀吉の戦いの中でも、とりわけ凄惨な結果を残したものとして後世に記憶されている。鳥取城を兵糧攻めにするよう献策したのは軍師・黒田官兵衛であった。来年度大河の主人公である。この戦いで勝利したのは秀吉、...
安土桃山

秘剣つばめ返しの誕生

ヒーローに欠かせないのは好敵手である。星飛雄馬には花形満、川上哲治には藤村富美男、松山ケンイチには玉木宏、1年前なら通じたボケだった。これは平清盛には源義朝であった。虚実の境界なく列挙したが、緊張感のある物語の展開には好敵手を欠かすことがで...
江戸前期

理数系殿様と人柱伝説

「日本三名橋」は江戸の日本橋、長崎の眼鏡橋、そして岩国の錦帯橋だという(『雑学・日本なんでも三大ランキング』講談社+α文庫)。日本橋は見る影もないが、眼鏡橋は絵になる。錦帯橋はさらに壮観だ。『旅の科学』(松川二郎、有精堂書店、大14)という...
明治

戦時下で首都となった広島

文部科学省の方の計らいで、国会を見学させてもらったことがある。第一委員会室や食堂などをチラッと見ただけであったが、日本の命運を左右する決定がこの場で為されているのかと思うと、特別な空間のように感じた。国会は東京にあるものと思ったら、長い歴史...
南北朝

父の帰還を祈って栗をかむ

日本一の子だくさんは景行天皇だという。『古事記』によると、名前の記されているのが21人、記されていないのが59人、合わせて80人である。世界一はサウジアラビアのイブン・サウド国王で89人ともそれ以上とも言われているようだ。後醍醐天皇も子供が...
特集

金太郎は歌い継がれる(坂田金時・後)

岡崎に過ぎたるものが二つあり 「オカザえもん」に「キンタロー。」の顔2013ご当地キャラ総選挙で2位になったオカザえもんの顔は奇妙なのだが味がある。キンタロー。は四頭身と言われているが、捨て置けない芸風を持っている。ゆるキャラとの組合せなら...
特集

がんばれ、きんとくん(坂田金時・前)

キンタロー。というAKB系のモノマネ芸人が人気だ。独特な芸名は、名古屋市西区で目に留まった看板にヒントを得たという噂がある。確かにこの地には「金太郎商店」(リフォーム関連)だとか「ぱーま屋金太郎」(美容関連)という印象的な屋号が実在するから...
鎌倉

京都まで三歩で歩いた巨人

巨人伝説は日本各地にある。有名なのはダイダラボッチだ。各地で呼び名が若干異なっている。巨人だけにその姿を再現するのは困難だろうと思ったら、あった。水戸市塩崎町の大串貝塚ふれあい公園に「ダイダラボウ像」(15.25m)がある。『常陸国風土記』...