鎌倉

天下の副元帥がやってきた

人生楽ありゃ苦もあるさ、と水戸黄門一行が全国を行脚しながら勧善懲悪を行う。国民的な人気の物語であるが、史実とはかけ離れている。史実に基づかなくとも面白いものは面白いのだ。黄門さまからさらに時代を何百年かさかのぼって鎌倉時代を背景とした似たよ...
鎌倉

重源上人温泉物語

温泉に入ると、日本に生まれてよかったとしみじみするものだ。なぜ心地よいのか。まずは広いこと。手足を伸ばすと浮力を感じることができる。次に泉質が豊かなこと。特に硫黄泉やアルカリ泉などは別世界が楽しめる。そして時の流れが異なること。実際には異な...
飛鳥

15階級特進の栄誉

JR山陽本線に上道(じょうとう)駅がある。昭和61年開業の新しい駅なのだが「上道」という地名はかなり古い。備前国府が置かれた上道郡は備前国の中心地であった。ここを本拠地としたのが上道(かみつみち)氏である。有名な吉備真備は下道(しもつみち)...
幕末

明治維新発祥の地

今月10日に下村文部科学大臣が省議で「2020年を単に東京五輪の年とするのではなく、明治維新、終戦に続く第3の社会変革の年とし、日本全体を活性化していきたい。」と発言したそうだ。ああ、またこの言説か。現代の閉塞感を打破しようと改革を進めよう...
江戸前期

寛永通宝を造った場所

銭形平次夫妻がフランス語に堪能だったというのは比較的知られた話だ。平次が出かけようとすると女房が声をかけた。その会話。ジュテモタ? マダモトラン著名な子孫に6代目とも7代目ともいわれる銭形警部がいる。とっつぁんには拳銃だが、平次親分には、御...
源平

眼病に効く鍾乳洞の水

日本三大鍾乳洞といえば、岩手県の龍泉洞、高知県の龍河洞、そして山口県の秋芳洞である。『雑学・日本なんでも三大ランキング』(講談社α文庫)に載っている。いずれも有数の観光地として知られている。ひねくれたことに、どうもアンチ巨人とかアンチiPh...
幕末

「長州人」芥川龍之介

芥川龍之介では『蜜柑』という小品が好きだ。文学碑が横須賀市吉倉一丁目の吉倉公園にあると聞いたが行ったことはない。動く汽車の中で見映えのしない少女と向き合う私。私の捉われていた倦怠感を一変させたのは、少女の投げた蜜柑だった。セピア色の風景の中...
江戸中期

飽食の現代への警鐘

過去の地震や津波による犠牲者の供養碑は各地にあり、現代へ警鐘を鳴らすものとして見直しが進んでいる。先人の思いを受け継ぎ、今後確実に起きる災害に対する物心両面の備えとすることは大切なことだ。では、飢饉はどうだろうか。今後、発生することがあるの...
江戸前期

錦帯橋見事に架けた三代目

「売り家と唐様で書く三代目」という。初代が一代で築いた地位も名声も財産も、三代目ともなるとすべて失ってしまう。遊びふけってきたおかげで字だけはオシャレに書ける。世襲で権力を引き継ぐのは至難のことである。遠く異朝をとぶらえば秦の始皇帝、近く本...
幕末

岩国の尊王攘夷派

大河ドラマ『八重の桜』で長州は悪役に描かれたが、会津を主役にすれば当然そうなる。今やっている『半沢直樹』は、善悪の役割がはっきりしているから分かりやすくて人気があるのだ。今日の主役は長州、しかもその支藩格の岩国の人、悪役は会津でもなければ幕...