大正

国際協調のともし火

大平正芳首相が亡くなった時のことは記憶がある。選挙中の事であり大騒ぎになったものだ。現職のまま亡くなった内閣総理大臣は5人いる。大平から遡ると、犬養毅、加藤高明、加藤友三郎、原敬となる。うち、犬養と原は暗殺である。大平と二人の加藤は病死であ...
明治

岐路に立つ経綸外交家

11月20日、岸田文雄外務大臣は、外務省を表敬訪問したキャロライン・ケネディ駐日大使に「ブリザーブド・フラワー」をプレゼントした。本物のバラを枯れないよう特殊加工したもので、花びらには日米国旗と大使の氏名がプリントされていたそうだ。中国や韓...
江戸中期

もう一つの忠臣蔵

12月になると忠臣蔵が気になる。8月に太平洋戦争への関心が高くなるのと同じだ。史実が風物詩のように後世の人々に受けとめられている。あの暑い夏だったとか、あの雪の日にだとか、出来事が季節とともに語られてきたからだろう。そう、あの雪の日の、いや...
幕末

日米友好の先駆けとなったサムライ

ペリーの黒船は太平洋を渡ってきたものと誤解されやすい。これは日本とアメリカが太平洋を挟んで向かい合う地図を見慣れているからだろう。実際はアフリカ周りマラッカ海峡経由で我が国に来航している。ならば帰りくらいは意気揚々と太平洋を渡ったのか。それ...
戦前戦中

実業家の親友は共産主義者

あと少しでブログ開設以来7万アクセスとなります。数あるブログの中から当ブログを御覧下さり、誠にありがとうございます。各地の史跡を紹介し、その意義を紹介してまいります。今後ともよろしくお願いいたします。ソ連はとっくの昔に崩壊し、中国でも社会の...
江戸前期

お犬様を保護した施設

生類憐みの令なら小学生でも知っている。希代の悪法として、お犬様は言うに及ばず蚊を打っただけでも厳罰が下ったなどと、面白おかしく語られている。史跡はないのかと探し求めると、求めよさらば与えられん、あった。見よ、お犬様のリアルなモニュメントであ...
江戸中期

天皇に拝謁した従四位の象

今回で記事が700本に達しました。数あるサイトの中から「紀行歴史遊学」にアクセスしてくださいまして、誠にありがとうございます。今後も読む気になるような文章記述になるよう努め、意義ある史跡を紹介してまいります。御愛読のほど何とぞよろしくお願い...
江戸前期

姫路藩五十二万石の栄光

父と一緒の家族旅行で唯一記憶しているのが姫路城へ行ったことである。新幹線ではなく鈍行列車の旅だった。小学校何年生だったか、歴史に興味を持ち始めたころのように思う。お土産として絵葉書を買ってもらった。通常よりサイズの大きな迫力のある絵葉書だっ...
鎌倉

有事に備えた得宗専制

旅をしていると「最明(さいみょう)寺」という寺院に出会うことがある。多くの場合、鎌倉幕府第5代執権の北条時頼が登場する伝説を伴っている。先日も岡山市にある最明院を紹介した。時頼が出家して最明寺殿と呼ばれたことに関係している。姫路市野里大日町...
安土桃山

大衆小説が生んだ芸術作品

小学生の頃、偉人伝を何冊か読んだ。どうして宮本武蔵を選んだのか覚えてはいないが、武蔵が武者修行の旅に出て、次から次へと天下の兵法家を倒していく物語は繰り返し読んだので、よく記憶に残っている。だが、お通のことは知らなかった。大河ドラマ『武蔵M...