平安

座ることを求めている岩

岡本太郎の傑作に「坐ることを拒否する椅子」というのがある。物理的に坐れないことはなさそうだが、精神的に坐った気にならないだろう。ゴツゴツしている上に動き出しそうな気がする。動かないとしても嫌がられている感じがする。その対極にあるのが、伝説で...
安土桃山

尾道の謎の有力人物

長期間の出張のため、しばらく記事の更新を怠っていましたが、また書き始めます。どうぞ、よろしくお願いします。墓の大きさは権力の大きさを示すことは、世界三大墳墓(仁徳陵、始皇帝陵、クフ王ピラミッド)を思い起こすだけですぐに理解できる。うち、仁徳...
明治

大横綱の大手形

相撲取りでは寺尾がお気に入りだった。今の錣山親方である。引き締まった体型で男らしいと感じたものだ。寺尾が新十両になった時、源氏山と名乗った。雅な名前だけに将来を期待したが、1場所限りで元の四股名に戻してしまった。その後出世してからは源氏山復...
平安

うどん発祥の地

年末には年越しそばを食べたが、香川県では「年明けうどん」を食べる。元旦に道の駅「滝宮」の綾川町うどん会館で、餡入り餅の入った年明けうどんをいただいた。餅は赤色、うどんの白色とで紅白となる。見栄えも縁起も良い、おいしい料理となっている。香川県...
江戸前期

初詣客を迎える青緑色の鳥居

今年も出雲大社は初詣で賑わっていることだろう。例年60万人ほどの人出だという。私が訪れたのは一昨年の12月、拝殿は仮の本殿「御仮殿」とされていた。大社には4つの鳥居がある。鉄筋コンクリート製の宇迦橋の大鳥居を一の鳥居とすると、二の鳥居が木造...
明治

お正月にふさわしい歌

あけましておめでとうございます。本年も「紀行歴史遊学」をよろしくお願いいたします。毎年、元旦の記事では年の初めにふさわしい史跡を紹介しています。さて、今年は?国造は「くにのみやつこ」と読んで、大和朝廷下の地方豪族のことだと習った記憶がある。...
明治

人づくりは国づくり

24日、猪瀬直樹東京都知事が辞職した。猪瀬直樹氏といえば、「ミカドの肖像」「天皇の影法師」における切り口の鋭さを思い起こす。優れた著作で、天皇とは陛下個人にとどまらず、日本人の心性、メンタリティだということがよく分かる。このような才能の持ち...
大正

「話せば分かる」憲政の神様

「話せば分かる」というのは、人を信頼しているからこそ言える表現だ。情を込めて、理を尽くして話し合えば、必ずや道は拓ける。人は必ず分かりあうことができるのだ。昭和7年5月15日夕刻、海軍青年将校に銃口を向けられた犬養毅は、そんな無法者にも話し...
大正

人種差別撤廃という正当な主張

ドラマではなく「華麗なる一族」は実在する。政財界で活躍し、血脈で結ばれた人々のことである。その代表的人物が麻生太郎氏であろう。内閣総理大臣としては長くなかったが、高速道路土日休日1000円という偉業は長く記憶に留めてよいだろう。麻生氏の祖父...
戦前戦中

幻の最後の御奉公

犬養毅は「憲政の神様」と呼ばれる。「話せばわかる」に象徴される民主主義を体現する人物である。同い年の人物に頭山満がいる。右翼の巨頭か黒幕のように思われている。一見、思想的に反対方向を向いているように感じるが、二人は共通した考え方があった。ア...