平安

皇女と男の逃避行

『薄紅天女』(萩原規子)というファンタジー小説がある。外国モノよりいいだろう、と我が子に勧めたものの自分は読んでいない。今回、これを書くに当たって「あとがき」をめくると、モチーフは「『更級日記』に出てくる「たけしば」の物語」だと分かった。ほ...
幕末

楽しい公園の中の人柱伝説

各地に伝わる人柱伝説。伝説はまことしやかに語られるのが常であるが、実際にはどうだったのだろう。事実として人柱に立った人がいたならば、これほど残酷で悲しい出来事はない。それとも、大工事に伴って発生した犠牲者を象徴的に語ったのだろうか。では、戦...
江戸前期

井戸と坂道をめぐる人間ドラマ

アクセス数がおかげさまで一日平均40を突破しました。皆様、ご愛読くださりありがとうございます。児童虐待である。深刻な話題で申し訳ないが目を背けるわけにはいかぬ。統計によると件数は右肩上がりの急増である。最近の親はどないなっとんじゃ、と憤る気...
明治

TKGの好きな明治の巨人

「TKG」とは何のことかと思ったら、「卵かけご飯」だった。卵かけご飯は手間とお金がかからない優れたB級グルメである。思わず「キミが好きだ!」と叫んでしまうくらいウマい。岡山県久米郡美咲町では卵かけご飯をウリにしている。それは、この町の偉人、...
明治

心労を癒してくれた別荘

京王電鉄「聖蹟桜ヶ丘駅」こそ、美しすぎる駅名であろう。なんでも明治天皇ゆかりだそうで、高貴で華やかであり、かつノスタルジックな雰囲気が漂ってくる。この聖蹟桜ヶ丘駅に通じるバス路線に「対鴎荘前(たいおうそうまえ)」というバス停がある。やはり京...
明治

幕末の敗者から明治の勝者へ

一時期typepadがダウンしていたので、閲覧ができなかったのではないかと思います。検索エンジン等で縁あってアクセスしようとしてくださった方、申し訳ございませんでした。今後とも御贔屓のほど、よろしくお願い申し上げます。歴史上の人物を勝者と敗...
平安

いざこと問はむ都鳥

「昔男」という言葉を初めて耳にしたとき、思い出したのは「古い奴だとお思いでしょうが、古い奴こそ新しいものを欲しがるもんでございます。」のセリフだった。昔気質の男、古風な男が『伊勢物語』に登場するのではない。「昔男」と呼び習わす『伊勢物語』の...
平安

ゆりかもめはみやこどり

初めて「ゆりかもめ」に乗った時には驚いたものだ。何しろ運転士も車掌もいないのに電車が走るのである。未来都市というものはこれであったか。あの頃の未来にボクラは立っていたのだった。古川柳に「公家の子をころしかもめの名が替り」というのがある。公家...
南北朝

南朝忠臣を祖とする街

春日部市で有名人物といえば、野原しんのすけ君であろう。春日部を全国に知らしめた快園児、クレヨンしんちゃんである。しんちゃん一家の特別住民票まで発行されているそうだ。私がこの街を訪れた頃には完売していて、代わりに、しんちゃんの絵はがきセットを...
平安

隅田川と利根川が出合う街

東京スカイツリーに行ったことはないのだが、最寄駅が「とうきょうスカイツリー駅」だと知っている。そして、この駅がスカイツリー開業前には「業平橋(なりひらばし)駅」という名称だったことも知っている。「業平橋駅」という駅名から容易に想像がつくが、...