神話

亀に乗った水先案内人

auのCMで桐谷健太扮する浦島太郎、浦ちゃんが「海の声」を唄っていた。いい声で実にカッコいい。桃太郎、金太郎とともに三太郎と呼ばれているが、昔話として最も歴史が古いのは浦島太郎である。浦島太郎は亀に乗って竜宮城と浜辺を往復する。イラストでも...
神話

地上に下ろされた天の浮橋

ブログ開設以来の総アクセス数が16万を突破しました。ご覧くださり、ありがとうございます。天橋立はよくできた観光地で、「眺めよし」、「味よし」、「御利益よし」の三方よしに加え「レジャーよし」と、訪れる人の期待を裏切ることはない。私に言わせれば...
鎌倉

試論・日本入浴史

お風呂はささやかながら毎日の楽しみである。「やれやれ」の発声とともに、心身がお湯の中で解き放たれていく。首まで浸からないと一日が終わらない。日本人はお風呂好きだが、誰もが家で毎晩入浴するようになったのは、歴史の中では比較的新しい習慣である。...
江戸中期

文殊さまの智恵の輪

頭がよくなりたいという願いなら、神社なら天神さまで、お寺なら文殊菩薩だ。「三人寄れば文殊の知恵」のように、文殊は知恵をつかさどる菩薩として、今春も受験生から篤く崇敬された。今月16日の報道で「廃炉に3000億円もかかる」と不良物件扱いされた...
安土桃山

戦国のクレー射撃

刀は武士の魂というが、鉄砲で幕府に仕えていた「鉄砲方」という幕臣がいた。井上正継と稲富直賢は鉄砲方(大筒役)の同僚であった。正保三年(1646)9月のこと、稲富が五貫目玉の五十町打の演習を許可されたことで、井上は「(同じ鉄砲方の)田村景利な...
戦国

雪舟が描いた石地蔵

雪舟の『天橋立図』は、我が国を代表する水墨画であると同時に、歴史地理の貴重な記録である。そこには今より少し短い中世の天橋立が描かれている。水墨画の第一人者との出会いは、天橋立にとって貴重な付加価値となった。およそ水墨画というものは墨のにじみ...
江戸前期

天の橋立、千人斬り

本ブログにも、たまには名作というのがあって、「最初の日本最後の仇討」はその一つである。日本人は仇討ちが大好きだ。基本的に勧善懲悪が好きなのだろう。悪い奴がやっつけられるとスカッとする。『痛快TVスカッとジャパン』を見る気持ちに通じる。宮津市...
江戸前期

和泉式部が詠んだ幻の歌

藤原道長は人をからかうのが好きで、和泉式部のことを「浮かれ女」と呼んだ。『和泉式部集(第二)』に、次のような歌が掲載されている。詞書から読んでみよう。ある人のあふぎをとりてもたまへりけるを御らんじて、大とのたがぞと問はせ給ひければ、それがと...
明治

天橋立を揺るがす「万歳」の声

大正天皇は有名なゴシップ、遠眼鏡事件で病弱なイメージが増幅した。しかし天皇は、皇太子時代に全国各地を訪れ、国民からの大歓迎を受けていた。明治40年10月には、韓国にさえ訪問しているのである。精力的に行動する青年だったのだ。宮津市の天橋立に「...
戦前戦中

帝国海軍が残した建物と料理

今はないエリー卜校に、海軍兵学校と海軍機関学校がある。志願できるのは15歳以上19歳未満の者で、学歴は不問だった。ただし、旧制中学4年1学期修了程度の学力を必要とする学術試験が課せられていた。倍率はたいへん高く、20倍を超えることもあったよ...