安土桃山

中国征伐、幻の大本営

織田信長は「中国征伐」の真っ最中に、本能寺の変に倒れた。毛利攻め最前線の秀吉からの要請に応えようと準備しているところだった。もし何事もなかったら、信長自身の中国入りがあったかもしれない。信長の死によって未完に終わった中国征伐は、天正五年(1...
安土桃山

「かつ江さん」が教えてくれたこと

かつて「かつ江さん」というマスコットキャラクターがいた。公式に存在したのは平成26年7月7日から9日までの3日間。鳥取城をPRするために活躍するはずだった。キャラクターは「かわいい」のが定番だが、「かつ江さん」はやせこけて血色が悪く、見るか...
幕末

テロルに斃れた改革派

戦国や幕末はロマンで語られるが、本当は血で血を洗うような、平和とは真逆の時代だった。特に幕末はテロルの嵐が吹き荒れ、多くの優秀な人材が失われている。激しい戦いも、テレビを前に対岸の火事のように眺めるから面白いのであって、渦中に身を置いていた...
江戸前期

天草四郎と背中合わせの

「めざせ!世界遺産」 各地の自治体が懸命にPRしている。長崎県は今、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の平成30年度の登録を目標としている。イコモスが「禁教期に焦点を当てるべき」と指導したことから、「長崎の教会群とキリスト教関連遺産...
江戸前期

後藤又兵衛ここに眠る

大河『真田丸』では、哀川翔が後藤又兵衛を演じているが、今のところ少し登場しただけだ。クライマックスとなる大阪の陣では、彼の武勇と知略がどのように描かれるだろうか。2年前の『軍師官兵衛』では、塚本高史の又兵衛が、岡田准一の官兵衛の意を体して大...
大正

春の山のうしろから

レンコンは穴が美味いそうだし、Webデザインは余白が美しいという。「ない」から素晴らしいと評価されるのは短詩形文学の世界でも同じこと。以前に一行詩の文学碑を紹介したことがある。その記事では、尾崎放哉の自由律俳句から話を起こした。今日は、放哉...
江戸前期

勝負の神様と仲間たち

ブログ『紀行歴史遊学』が、1000エントリーを達成しました。ご覧くださいましたこと、心より感謝申し上げます。節目となる今回は、伊賀と鳥取を結んで「伊賀越え仇討」をお送りします。戦国の世など、とうに終わっているのかと思えば、中高生の受験戦士が...
江戸前期

鳥取藩きっての剣豪

悪口なら、いない所で言ってくれ。自分への誹謗中傷は、知らなければ何ともないが、耳に入れば心穏やかに過ごせない。どこで聞いたか、情報通が親切にも教えてくれるからたまらない。腹が立つし落胆もしよう。報復してやろうか、そんな気持ちにもなるだろう。...
安土桃山

ここに中世終わり、近世始まる

映画『のぼうの城』は野村萬斎の怪演が光っていたが、それ以上に水攻めの凄さを見せつける秀作だった。「日本三大水攻め」は高松城水攻め、太田城水攻め、忍城水攻めを指す。このうち高松城水攻めは『のぼうの城』冒頭で描かれた。忍城水攻めは『のぼうの城』...
戦後

猛虎は現在、お城で休憩中

昨晩、カープがリーグ優勝した。一度だけカープの試合を広島市民球場に見に行ったことがある。小学生の時だ。その頃に続く久しぶりの「勝鯉(しょうり)」で、身近にけっこういるカープファンが大喜びしている。いっぽう、今年のタイガースは、早くも7月8日...