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古代芦屋のモダニズム寺院

○○文化が日本史にはいくつも登場するが、内容ではなく名称として秀逸なのが「桃山文化」と「白鳳(はくほう)文化」である。単に時代を示しているのではなく、文化のイメージを端的に表現している。「桃山」は華やかな印象、「白鳳」からは瀟洒で洗練された...
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瀬戸内防衛システム(SDS)

大東亜戦争に敗北した近代日本は、帝国憲法を改正し「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない」と定めた。「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」のである。絶対に負けることのない崇高な理念で、国を守...
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税はもれなくいただきます

消費税が来年10月に10%に引き上げられることになっているが、安倍政権の足元がぐらつくなか、本当に実施できるのかと懸念する声がある。財務省は二度も煮え湯も飲まされ、仏の顔の三度目はないと腹をくくっているらしい。考えてみれば、国家は税の収奪装...
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古代にもあったスカッとジャパン

むかしむかし浦島は 助けた亀に連れられて浦島太郎は亀の恩返しのおかげで、竜宮城でいい思いをすることができた。「動物報恩譚」という昔話の一つである。情けは人の為ならず。動物にも人にも親切にしておくことだ。今日は、亀の報恩譚ゆかりの地をレポート...
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ツバキの水質浄化作用

先般の東京都知事選挙では、古い体質の自民党東京都議団を抵抗勢力に見立て、「東京大改革を一緒に始めてほしい」と訴えた小池候補が勝利した。守旧派に比べて改革派が強いのは、今も昔も変わらない。今回はずっとさかのぼって聖徳太子の時代にタイムトラベル...
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真相は夢が教えてくれる

聖徳太子が偉大に思えるのは、かつての1万円札のせいだろう。岩倉具視よりも伊藤博文よりも、はるかにありがたい人物であった。手を合わせて拝みたいくらいの気持ちだ。これを聖徳太子信仰と呼んでいるが、一部の識者からは拝金主義と非難されている。すみま...
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歴史の動力源、天然痘

予防接種で思い出すのは「鉄砲注射」である。インフルエンザ予防の集団接種だったと思う。子どもたちにとって恐怖の的だった。逆に歓迎された(ことはないがホッとした)のは「はんこ注射」だった。なぜか痛くない。こちらは結核予防のBCGらしい。インフル...
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和製ドラゴン・ファンタジー

藤原鎌足の娘が、唐の高宗(こうそう)に嫁いでいた、という新情報が入ってきた。高宗の嫁さんとして最も有名なのは、中国唯一の女帝、則天武后(そくてんぶこう)である。武后に隠れて日本人妻を囲っていたというのか。さぬき市志度の補陀落山志度寺に「海女...
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斉明天皇陵異説

貴重なお宝はほとんど、博物館が持っていると思っていた。博物館の所蔵品は確かに文化財級だが、お宝のすべてではないことが分かったのは、『開運!なんでも鑑定団』を見てからだ。安く売られていたとか借金のかたにもらったとか、何でもないようなものに数百...
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祝・「水城」築造1350周年!

1350年の時を経て、土の中から緑の葉っぱが見つかった。しかし、空気に触れたのですぐに茶色に変色したという。5月30日に福岡県教委と九州歴史資料館は、大宰府の防衛施設「水城」跡で、地盤補強のため土塁の底部に敷きつめた「敷粗朶(しきそだ)」の...