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古代英賀郡のランドマーク

ランドマークとなるのは、遠くからでも視認できる高い建物である。人類史上最も長く世界最高峰だったのはクフ王のピラミッドである。紀元前の大昔から1311年にイングランドのLincoln Cathedralに抜かれるまで、大地から最も高くそびえた...
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大国の報復に備えた古代山城

イスラエルがイスラム組織ハマスからの攻撃に対して大規模な報復を行っている。欧米主要国はイスラエルの自衛権を支持しているが、パレスチナへの支援も維持しようとしている。約580万人といわれるパレスチナ難民は、今回報復攻撃を受けたガザ地区をはじめ...
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中四国地方最古のお寺

現在お寺の数は7万7000くらいあるそうだ。今では当たり前のようにあるお寺だが、日本史上初の調査では46ヶ寺だったという。調査は聖徳太子の没後すぐに行われたから、聖徳太子四十六ヶ寺と呼ばれている。『日本書紀』巻第廿二推古天皇三十二年(624...
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失われた鴟尾を求めて

淡路島で「かわら焼」を食べたことがある。焼けるのに時間はかかるが、待つのも楽しみ。暇だから、こんなことを考えていた。子どもの頃の夏、家の前で遊んでいたら屋根にボールが引っかかってしまい、瓦の上を裸足で歩くことになった。あーちーちー熱っ!だっ...
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完存する古代の登り窯

『ハルカの陶』という陶芸コミックがあり、映画化されて備前市は大いに盛り上がった。備前焼は私もいくつか持っているが、その素朴で飽きの来ない美しさが魅力だ。ルーツをたどると須恵器にさかのぼるそうだ。「陶」も「須恵」も「すえ」と読み、陶器を意味す...
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百済の王子が棲んだ古代山城

古代山城の鬼ノ城が家の近くから見えた時には感動した。なにせ20kmも離れており、もやか霞で見えないこともよくある。遠くまでくっきりと見える爽やかな日には、西方の山々の緑の中に、ほんの少々山肌を確認できる。これが鬼ノ城だ。総社市奥坂に「鬼ノ城...
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星降る真星の星神社

星降る夜という素敵な表現がある。漆黒の宇宙に散りばめられた星々が空を満たしている光景が思い浮かぶ。本当に星が降ったという伝説もある。いちばん有名なのは山口県下松市で「下松発祥之地 七星降臨鼎之松」という石碑が建てられている。本日は岡山県の降...
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旧作東町の古代ランドマーク二題

私が物心ついた頃に日本一の高層ビルはサンシャイン60だった。エレベーターの階数表示がどんどん変わるに驚いた。このビルを東京都庁が抜くとさっそく登り、無料に懐の深さを感じた。都庁を抜いたのは横浜ランドマークタワーだったが、見上げたのみだ。これ...
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日本最大級の鬼の碗

ブログ開設以来の総アクセス数が63万を突破しました。ご覧いただき誠にありがとうございます。これからも史跡巡りのお供となるよう有益な情報を提供してまいりますので、何とぞよろしくお願い申し上げます。唐臼(久米廃寺)、石の釜(惣爪塔跡)、いぼ石(...
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我が国に火葬が始まった頃

イスラム教徒と仏教徒が共存するスリランカでは、コロナで亡くなったイスラム教徒の火葬をめぐって論争となっている。というのも、イスラム教徒は土葬を原則としているのだが、スリランカ政府は環境衛生の観点から宗派を問わず火葬することを義務付けたのだ。...