江戸後期

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天神さまの細道ぢゃ

本当は恐い童話とか、本当は恐いわらべ歌というのがあるらしい。実は残酷だったり何かを暗示すると解釈されたりして、意外性があるところがウケるのだろう。今日扱うのは『通りゃんせ』である。歩行者用の青信号の音楽として有名だ。とおりゃんせ、とおりゃん...
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金気のない清らな水

弘法井戸は以前にも紹介したことがある。全国に分布する伝説だから旅の途中で見かけることも多かろう。中には大師に親切にしなかったから涸れてしまったなどというのもあるが、今回は、立派な覆屋が作られ今も水を湛えた井戸の紹介である。寝屋川市緑町に「田...
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密貿易の英雄

日本の周囲には鉄のカーテンも鎖も何もない。ただ海が広がっているだけだ。その海は「唐,阿蘭陀迄境なしの水路也」(林子平「海国兵談」)である。入って来られやすいが出ても行きやすい。鎖国の江戸時代,外国船侵入事件は幾つもあるが密貿易の事件は薩摩藩...
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根室の小島の存在感

根室港にある弁天島は天然の防波堤である。さらに島の両端には人工の防波堤が付け加えられ,漁船をオホーツクの荒波から防いでいる。数年前に「根室さんま祭り」で無料提供のサンマ2匹を炭火焼きでいただいた思い出がある。この近海は日本有数の漁場なのだ。...