戦前戦中 日本軍の大陸間弾道弾 風船爆弾。メルヘンチックな「風船」にそれとは不釣合いな「爆弾」が組み合わさり、よく言えば不気味な新兵器、はっきり言ってしまえば、おもちゃまがいの珍兵器のイメージである。しかし、実際は科学技術の粋を集積したハイテク兵器であった。そのことは鈴木... 2011.05.30 戦前戦中
戦前戦中 地下壕にも平和を! 洞窟が好きだ。ケイビングをするほどではない。この先どうなっているのだろうというミステリー感と、夏の外気との温度差を味わえたらそれでよい。しかし、今日紹介する地下壕からは私の呑気さとは裏腹の追詰められた日本の姿がが見えてきた。館山市宮城に「館... 2011.04.16 戦前戦中
戦前戦中 トーマスの動く転炉 鉄人28号でなければハウルの動く城である。市民ミュージアム前の巨大オブジェだ。前衛的な作品で驚かせようとしているのだろう。アヴァンギャルドと鑑賞したまではよかったが、芸術作品ではなかった。川崎市中原区等々力の川崎市市民ミュージアム前に「トー... 2011.03.12 戦前戦中
戦前戦中 直ぐなる竹の心 ぐっさんを見る目を変えたのは大河ドラマ『新選組!』で永倉新八を演じてからだ。器用で面白い芸人さんとは思っていたが、そんなものではない。あの眼光にあの声音、永倉新八の人物像を見事に表現していた。北区滝野川七丁目に「新選組永倉新八墓」がある。永... 2011.02.26 戦前戦中
戦前戦中 高輪のランドマーク 子どもは消防車が好きだ。図鑑に載っている特殊な形態の車両を見ては喜んでいる。街中でそんな車を見つけようものなら大きな声で叫ぶ。消防署には生活に安全、安心を提供してくれる存在として、私も敬意と感謝の念を抱いている。特にこの消防署を見て、その思... 2011.02.21 戦前戦中
戦前戦中 唐人お吉の流行 駕籠で行くのは お吉じゃないか 下田港の 春の雨 泣けば椿の 花が散る逢うてゆきたや 鶴松さんに 幼馴染みの あの人に 忘れられよか 筒井筒沖の黒船 狭霧で見えぬ 泣けば涙で なお見えぬ 泣くに泣かれぬ 明烏昭和5年の流行歌、西條八十作詞の... 2011.01.02 戦前戦中
戦前戦中 昭和の高橋是清 宮澤喜一元首相が小渕内閣の大蔵大臣に就任した時、「平成の高橋是清」と呼ばれていた。元首相が大蔵大臣に就任したのみならず、積極財政派であったことも似ている。さらには、二人とも英語を使いこなせるところがすごい。そして、共に笑顔が似合う政治家だ。... 2010.12.26 戦前戦中
戦前戦中 ボクラのつくったお城 城郭ファンならずとも天守閣を見ると観光した気分になれる。しかし,江戸時代から残る本物の天守は12しかない。多くは廃藩置県後に解体されてしまう。今から思えば“もったいない”のだが,屋根が波打ち白壁は剥げ落ちるなどボロボロの建物,無用の長物と思... 2010.07.04 戦前戦中
戦前戦中 機銃掃射の証人 「南の方角から小型機が2機現れ銃撃してきました。偶然一緒に走っていた2人の男性が塀の側へと伏せたところへ,機銃弾が直撃し,1人は腹を撃たれ,もう1人は鉄かぶとをがぶっていた頭部に被弾しました。おそらく2人とも助からなかったと思います」米軍の... 2010.06.27 戦前戦中
戦前戦中 戦前最長のアーチ橋 直線より曲線が安定している。曲がっているのが丈夫とは,橋の話である。アーチ橋は古代ローマの水道橋など,古くから安定した構造であることが知られていた。さらには,その曲線美が街の景観を飾る効果もある。特に大阪は八百八橋,橋を渡らずして旅はできず... 2010.04.17 戦前戦中