戦前戦中

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核シェルターと防空壕

核シェルターがもっとも普及しているのはスイスとイスラエルだそうだ。国情の違いからか、日本ではほとんど関心がない。そんな我が国でも、地下埋設型や少々手軽な室内設置型のシェルターが実際に売り出されている。核シェルターは普及しない理由は、北朝鮮の...
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善隣の国交を新聞はどう伝えようとしたか

新型コロナウイルス蔓延で1年先になったオリンピックでさえ開催できるのか不透明な状況だ。今秋の第39回蒜山高原マラソン全国大会の案内が来ないと思っていたら、案の定、中止が発表された。この先、予想していたことがどれだけ外れても大して驚かなくなる...
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本当の幸いは一体何だろう

「けれどもほんたうのさいはひは一体なんだらう」こうジョバンニは問うた。カムパネルラに訊いたのだが、実のところは私たちに問いかけているのだと思う。幸せだとか不幸だとか人は簡単に口にするが、ジョバンニが問うているのは目の前の損得ではなく、「本当...
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元号と名勝をつくった男

「令和」という美しい元号は、万葉集研究の第一人者中西進先生が考案されたようだ。「平成」は東洋史研究の山本達郎氏、「昭和」は漢学者の吉田増蔵、「大正」は漢詩人の国府犀東が考案したとされる。昭和改元に際しては「光文事件」という世紀の大誤報が発生...
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残る駅舎と失われた駅舎

鉄道ファンには様々な専門分野があるそうだが、駅舎を探索・研究する「駅鉄」という人々がいる。いっぽう映画「男はつらいよ」シリーズを愛する「寅さんファン」という人々もいる。また、映画のロケ地を巡る「フィルムツーリズム」という旅の形態もある。本日...
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超古代史「日本ピラミッド」

2020年がこんな年になろうとは、年頭に誰が想像しただろうか。ついに緊急事態宣言が全国に発せられた。リーマンショック以来、世界恐慌以来と経済の落ち込みが話題になっているが、私はそれ以上に価値観さえ変化するパラダイムシフトが生じるのではないか...
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谷崎潤一郎と津山藩主松平家

このたびのコロナ禍で、全国ほとんどの学校は首相の要請により3月2日から臨時休校に入った。新年度からは様々な条件付きで学校再開に踏み切ることとなったが、市中における大規模イベントの自粛要請は継続されるようだ。民間企業では濃厚接触を避けるため勤...
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馬も倒れた芸備国境の峠

ブログ開設以来の総アクセス数が53万を突破しました。これもご覧いただきました皆様のおかげと心より感謝申し上げます。今後とも精進してまいりますので、どうかよろしくお願いいたします。旅人の心をもっとも動かすのは峠である。ある人はお地蔵さんに旅の...
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二・二六に斃れた憂国の士

アベ応援団は真の右翼ではない。既得権益を守るのに汲々としているエゴ集団に他ならない。プラスもマイナスもない現状維持という意味では保守かもしれない。しかし、真の保守、真の右翼は変革を恐れない。我が国が連綿と培ってきた伝統的な価値観に照らして憂...
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セーラー服とカモメたち

泣ける名曲「かもめはかもめ」は、若山牧水の絶唱「白鳥は哀しからずや…」をモチーフとしているのだろうか。海の青、空の青にも染まることなく、ゆらりゆらりとただよう姿は、どこかあきらめの境地に見える。しょせんかもめなんてさ、ひとりで空をゆくのが似...