室町 仏教のパイオニアが彫った石仏 羅漢とは阿羅漢のことで、煩悩をすべて断滅して最高の境地に達した人、なのだという。本当にそんな人がいるのだろうか。こんな疑問を持った時点で凡人決定だが、少しでもあやかろうと羅漢像を訪ねたのでレポートする。相生市矢野町瓜生(うりゅう)の「瓜生羅... 2020.04.03 室町
室町 盛者必衰の戦国美作 中国地方を代表する戦国大名といえば、毛利元就を思い浮かべるだろう。しかし、天文二十一(1552)年の段階で最強だったのは尼子晴久である。その勢力は山陽山陰11か国のうち8か国に及んだ。将軍足利義輝から、因幡・伯耆・出雲・隠岐・備前・備中・美... 2019.07.23 室町
室町 長宗我部元親イケメン説 平成史を代表する大きな変化の一つに、「戦国武将のイケメン化」が挙げられよう。画期となるのは2005年の「戦国BASARA」の発売ではないか。それまで武将は伝えられた肖像画に似せて描かれていたが、今では実像の呪縛から解き放たれたようにイケメン... 2019.07.07 室町
室町 生き残れなかった戦国大名 総理になりそこねた政治家に加藤紘一氏がいる。リベラルな改革派イメージで、その切れ味は多くの国民に期待された。一時期は「プリンス」と呼ばれたものの、内閣打倒が失敗に終わったことで、勢力を大きく後退させることになった。政治家は「常在戦場」とよく... 2019.05.18 室町
室町 赤ちゃん姿の信長像 織田信長の銅像は全国に10体以上あるといわれ、このブログでも「戦国の覇王は駅前に立つ」で安土駅前の信長像、「戦国聖地巡礼・桶狭間(名古屋市緑区編)」で戦場の信長像を紹介した。長崎の平和祈念像で知られる北村西望も信長像を制作している。馬で疾駆... 2019.04.18 室町
室町 信長公の弟君、御討死! 先月20日、「スレブレニツァの虐殺」を指揮したとされる戦犯に終身刑が下された。ボスニア・ヘルツェゴヴィナ紛争当時のセルビア人勢力指導者、ラドヴァン・カラジッチ被告に対する判決である。1992年、ユーゴスラビア解体によりボスニア・ヘルツェゴヴ... 2019.04.02 室町
室町 お伊勢参りの後は養老で滝見物 今年1月4日に安倍首相が伊勢神宮に参拝した。首相の伊勢参拝は民主党政権を含めて恒例行事となっている。国民の代表が初詣をして我が国の安寧をお祈りすると言えば聞こえがいいが、国家神道じゃあるまいし政教分離の原則からは疑念が生じる。政教分離をしな... 2019.02.07 室町
室町 主家再興に尽力した武将 「馬渡」さんは難読名字の一つだ。「まわたり」なら読めそうだが「もうたい」は思い付かない。それだけに貴重だ。佐賀県鹿島市納富分(のうどみぶん)には馬渡(もうたい)という地名もある。肥前で活躍した武士に馬渡氏がいる。この一族のうち最も有名な人物... 2018.12.04 室町
室町 連歌を楽しむ一流武将の親子 戦国武将は武骨なイメージが先行しがちだが、じつは当代一流の文化人でもあった。歌を詠み能を楽しむ素養がなければ、人心はつかめない。つまり、知性と品格、そして武勇を兼ね備えた一流武将だけが生き残れたのである。中国の覇者、毛利氏もそうであった。三... 2018.09.06 室町
室町 比類なき銘酒「天野酒」 酒の歴史は、お茶の歴史よりも長い。古来から現代に至るまで酒は、多くの詩を生み出してきた。大伴旅人や若山牧水の呑んだ酒がそうであった。大陸ではすでに、陶淵明が「歳月人を待たず」と詠じながら呑んでいた。まさに飲み物の王者である。河内長野市長野町... 2018.07.15 室町